六大学・東都だけじゃない!地方大学出身プロ野球選手&ドラフト注目選手を調べてみた
2015年ドラフトでは半数以上が地方大学出身
10月22日に行われた2015年ドラフト会議。そこで大学生31選手が指名を受けました。そのうち、半数以上の17選手が地方大学*出身でした。
* 関東圏以外の大学野球連盟に所属する大学
大学野球と聞けば、東京六大学連盟や東都大学野球連盟をイメージする方は多いと思います。しかし、近年は地方の大学からプロの道へ進み、日本を代表する選手へと成長した選手も多く、2016年のドラフト候補にも地方大学の選手が名を連ねています。
今回は、地方大学出身のプロ野球選手と、2016年ドラフト注目選手についてまとめてみました。
努力を重ねて大学・プロで開花した3選手
甲子園や東京六大学野球連盟での試合に出場することにより、全国から集まった猛者たちと切磋琢磨する、注目が集まりやすいというメリットがあります。一方、高校時代に目覚しい活躍をできなかったとしても、地方大学で多くの出場機会を得て、着々と力をつけていくこともできるのです。
則本 昂大 ( 八幡商業 – 三重中京大 – 楽天 )
大学進学後、一年秋から活躍。大学通算でリーグMVP1回、ベストナイン2回を受賞。三重県リーグ通算成績は33勝0敗 防御率0.56と驚異的な数字を残しました。
柳田 悠岐 ( 広島商業 – 広島経済大 – ソフトバンク )
一年秋から頭角を現し、広島六大学野球リーグのタイトルを総なめにしました。大学通算82試合で打率.428、8本塁打、60打点。高校三年時には細身の体格だったが大学時代に金本知憲選手、中田翔選手らが通うジムで体重を増やした結果、遠投距離が10m伸び、50m走も0.3秒速くなりました。
菊池 涼介 ( 武蔵工業第二高 – 中京学院大 – 広島 )
大学進学後、一年春から活躍。リーグ屈指の遊撃手としてベストナインを5度受賞。二年時には三冠王を獲得。スカウト陣から「守りでプロの飯が食える。」と評されていました。
現在ではプロの第一線で活躍する3選手。しかし、3選手共に甲子園出場はありません。大学進学後に地道な努力を積み重ね、各地方大学リーグ屈指の好投手、好打者に成長し、プロの世界への道を切り開いていきました。
2016年 地方大学のドラフト候補
吉田 雅貴 ( 秋田中央 – 函館大 )
Max145km/hを誇る左腕。すでに2度のノーヒットノーラン(1度は8回参考記録)を達成しています。スリークオーターから伸びのある直球とキレのある変化球を投げ込み、打たせてよし三振も取れるリーグ屈指の投手です。
笠原 祥太郎 ( 新津 – 新潟医療福祉大 )
今秋、関甲新学生野球連盟のシーズン最多奪三振を更新する73奪三振を記録。Max140km/h台の直球とキレのあるスライダーで三振をとる則本投手に似たスタイルです。
吉川 尚輝 ( 中京高 – 中京学院大 )
抜群のスピードと強肩、高い身体能力を誇る岐阜学生リーグ屈指の遊撃手です。二年秋に日本代表強化合宿で代表候補に選出されました。
則本投手・柳田選手・菊池選手と同様に甲子園出場は果たせなかったものの、大学野球で輝かしい成績を残した3選手。春から始まる学生最後の1年に向け、勝負の冬を迎えます。地方大学で繰り広げられる熱い戦いに注目です!
いいね!して
いち早く記事を読もう!
▼ ▲
G-TIMESベージに[いいね!]しよう!