夢の切符は3パターン?!独立BCリーグ出身から活躍したプロ野球選手
2016年は6選手がプロ入り
2007年にBCリーグが開幕してから早くも10シーズン目を迎えます。9年の間にドラフト、育成ドラフト、外国人選手がシーズン途中に移籍など、3パターンでNPBに選手を送り込んできました。その中で特に活躍した3名をご紹介します。
内村賢介(石川ミリオンスターズ→楽天→横浜)
育成ドラフトでNPB入り
- BCリーグ通算:72試合/打率.271/0本塁打/30打点/31盗塁/1年
- NPB通算:596試合/打率.246/1本塁打/97打点/100盗塁/8年
育成ドラフト経由でNPBに入ったBCリーグプレイヤーで、1番の出世株は内村選手で異論はないでしょう。2007年の育成ドラフトで東北楽天ゴールデンイーグルスに1位指名され、1年目の7月に支配下登録されます。1軍での試合出場を順調に増やし、3年目には規定打席未到達ながら打率.304を記録。5年目の2012年シーズン途中に横浜DeNAベイスターズに移籍します。移籍後は守備固め、代走要員としてチームに貢献します。ちなみにプロ入り初本塁打はランニング本塁打でした。
前田祐二(福井ミラクルエレファンツ→オリックス)
支配下ドラフトでNPB入り
- BCリーグ通算:25試合/8勝11敗/160.2回/152奪三振/防御率2.63/1年
- NPB通算:61試合/7勝7敗/130回/93奪三振/防御率2.98/4年
前田投手はBCリーグから初の通常ドラフト指名となった選手です。2009年ドラフト4位でオリックスに入団し、1年目から左の中継ぎとして20試合に登板します。2012年にはプロ入り初勝利を挙げるなど、先発として5試合に登板し3勝2敗、防御率1.30とこれからの活躍を期待させるような素晴らしい投球を見せています。2013年は故障で出遅れますが、先発ローテーションの一角として21試合に登板し2012年と同じく3勝を挙げます。しかし、2014年もローテーション入りを期待されていましたが、肘の故障で一軍登板は出来ませんでした。2年ぶりの復帰となった2015年は、先発ではなく救援として15試合に登板しますが、目立った成績を残すことは出来ずに戦力外となってしまいます。11月のトライアウトを受けますが声はかからず、なんと”インテリアコーディネーター”を目指すそうです。
ミッチ・デニング(新潟アルビレックスBC→ヤクルト)
外国人枠でシーズン途中にNPB入り
- BCリーグ通算:134試合/打率.331/19本塁打/112打点/11盗塁/3年
- NPB通算:64試合/打率.222/4本塁打/22打点/0盗塁/1年
デニングはバレンティン選手、ミレッジ選手が故障した2015年、東京ヤクルトスワローズの救世主となりました。一軍に出場4日で初本塁打を放つなど存在感を見せ、NPBでもう一年修行すればもっと良くなるということを十分に感じさせる働きでした。しかし、残念ながら再契約には至らず、四国アイランドリーグplusの愛媛マンダリンパイレーツと2016年の契約を結びます。まだ27歳ということもあり、2016年シーズンも外国人選手を故障で欠いたチームからオファーがあるかもしれません。
2015年のドラフトではBCリーグから大量6名の育成指名選手が生まれました。これをきっかけにBCリーグが活性化し、2016年ドラフトでは支配下指名が生まれることを期待します!
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