高校卒業したての『野手』はどのくらい活躍できるのか!?高卒1年目の野手の奮闘。
- 2014/8/12
- プロ野球
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3割30本、ゴールデングラブ、開幕マスク!?
2014年、甲子園通算5本・春夏連覇キャッチャーの、西武・森友哉が一軍デビューを果たしました。7月30日に途中出場すると、プロ入り初打席初安打を記録。その後はスタメンマスクも経験するなど、今後の活躍が期待されます。高卒1年目、まだ18歳の森。これまで、松坂大輔や田中将大、藤浪晋太郎など高卒1年目で活躍した投手は何人か名前が挙がるでしょう。しかし、高卒1年目で活躍した野手はどのくらいいるのでしょうか。
榎本喜八
(毎日オリオンズ)1955年
開幕戦に5番打者としてデビューすると、6月以降は3番に定着。新人にして「安打製造機」と呼ばれるほど、安定した打撃を見せる選手であり、打率.298 146安打 16本塁打をマークするなど、打率・本塁打・打点・出塁率の部門でトップ10入りを果たす。当時の新人記録をことごとく塗り替える活躍で、新人王に輝いた。
豊田泰光
(西鉄ライオンズ)1953年
開幕2戦目からショートのポジションでスタメン出場。115試合に出場し、27本塁打・25盗塁をマークし、新人王を獲得する。27本塁打はこの年のリーグ2位、そして当時の新人記録であった。
立浪和義
(中日ドラゴンズ)1988年
PL学園の主将として春夏連覇を果たした翌年、「2番ショート」として開幕スタメンデビュー。高卒新人の開幕戦出場は当時22年ぶり、10人目の快挙だった。110試合に出場し、22盗塁 21犠打をマークし、チームのリーグ優勝に貢献し、新人王を獲得。さらに、高卒新人としては初めてゴールデングラブ賞を受賞した。
清原和博
(西武ライオンズ)1986年
KKコンビで甲子園を、そして日本列島を沸かせた後も、清原の活躍は続いた。開幕2戦目で途中出場すると、第2打席で初安打初ホームラン。その後スタメンに定着すると、打率.301 31本塁打 78打点と、いずれも高卒新人最多となる数字を残し、新人王を獲得。その年の巨人の日本シリーズでは全試合に4番でフル出場し、西武の日本一に大きく貢献した。
野手で1年目から 活躍するのは至難の業
他にも、史上初の新人開幕スタメンマスクの炭谷銀次朗や、5打席連続敬遠の翌年プロデビューし、11本塁打をマークした松井秀喜、二刀流1年目投手に重点を置いて77試合出場した大谷翔平などがいます。しかし、やはり新人からレギュラー定着し、その上に結果を残すというのはかなりの離れ業のようです。
それでも清原を超える10代野手が現れることに期待したいですね!
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