三振なんて怖くねえ!世界一ロマン溢れる打者!アダム・ダン
- 2014/8/8
- メジャーリーグ
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三振に関する記録が凄い
メジャーに、こんなバッターがいます。
- 史上最速の12年で通算2000三振
- メジャー定着後、1シーズン平均178.8三振
- 2004〜2012年を含め、11回シーズン160三振を記録
- 36試合連続三振の野手最多記録保持者
- 2012年にシーズン最多三振記録(223個)に期待がかかるも、監督の温情により最終戦を欠場。歴代2位(アメリカン・リーグ記録)に留まる。
- 通算1870試合出場に対し、通算2220三振
(記録は2013年シーズン終了時点)
「三振王」という名にまさにふさわしい選手。それが現在シカゴ・ホワイトソックスで活躍する、アダム・ダンです。
通算三振のメジャー歴代記録は、レジー・ジャクソンが持つ2297三振。現在34歳のアダム・ダンは2220三振と、名実共に「世界一の三振王」となる日も近いでしょう。
凡打するくらいなら三振
しかし、『三振王=打撃が苦手な打者』という訳ではありません。アダム・ダンの凄さは、三振の記録だけではないのです
- 2004年から5年連続で40本塁打以上を記録
- メジャー13年で通算1537安打、440本塁打、1104打点
- 40本塁打・100得点・100打点・100四球を3度記録
- 年間100四死球を8度、その内リーグ最多が2度
- 出塁率.370以上を、8度記録し、自己最高は.400
- 通算OPS(出塁率+長打率)は .861
「三振が多い打者」と形容されると、荒削りな打者と思われがちです。しかし、アダム・ダンは三振だけでなく、四球とホームランが多く、打率は毎年.250前後ながらも、メジャーで重視される出塁率とOPSが安定しています。そのため、三振が多くとも、メジャーで活躍し続けることが出来るのです。
また、「アダム・ダン率」なる指標も誕生した。
アダム・ダン率={(ホームラン+三振+四球)/打席}×100 (単位は%)
全打撃結果の中でホームランと三振と四死球の3つが占める割合を表します。すなわち、インプレーにならない打撃結果の割合を示し、その打者の「アダム・ダンらしさ」を表す指標なのです。ちなみに、シーズン自身最多の222三振を記録したアダム・ダン自身の「アダム・ダン率」は56.7%でした。
「三振かホームランか」―
まさにメジャーを代表するロマン溢れる打者と言えるでしょう。
最終回、ピッチャーとしてマウンドで投げた試合も。この日が初登板。
ホームランを打つための三振を恐れない
バッターにとって、三振は嫌なものです。
しかし、三振を怖がっていては、フルスイングも、自信を持ってボールを見送ることも出来ません。打席で自信を持つことの大切さを、わたしたちに教えてくれるのが、アダム・ダンという打者なのです。今週末の試合、自信を持って打席に立てる気がしませんか?
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