ドン底からでも這い上がる!戦力外から復活した男たち
- 2016/4/8
- プロ野球
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打撃職人と不敗リリーバー
2016年開幕一軍を勝ち取ったルーキーもいれば、戦力外から開幕一軍切符を掴んだ男もいます。東京ヤクルトスワローズの鵜久森淳志選手もその一人です。過去にも戦力外から大活躍となった先輩選手たちはいます。今回はそんな不死鳥プレーヤーをご紹介したいと思います。
バッティングセンターのアルバイトから2億円!?〜カズ山本
戦力外から這い上がった選手で話題に挙がるのはこの選手ではないでしょうか。1976年ドラフト5位で近鉄バファローズに入団するも、一軍では思ったような結果を残せず、1982年オフに戦力外通告を受け引退を決意します。その後、バッティングセンターでアルバイトをしながら練習を続け、南海ホークスに入団します。南海ホークスに移籍2年目となる1984年、規定打席未満ながら打率.306を記録しレギュラーに定着します。1986年にはオールスターでMVP、そしてゴールデングラブ賞まで獲得します。1995年まで人気と実力を兼ね備えた選手として活躍し、最高年俸は2億円に達します。1995年怪我の影響もあり、2度目の戦力外通告を受けて古巣近鉄へ戻ります。最終打席には3ランホームランを放ち、現役生活にピリオドを打ちました。現在は明るいキャラクターでタレント活動も行っています。
「不敗神話」といえばこの男!〜篠原貴行
福岡ダイエーホークス入団2年目にあたる1999年。中継ぎのみで14連勝を記録し”不敗神話”と呼ばれた篠原貴行投手も戦力外から復活した選手の一人です。セットアッパー、中継ぎで活躍しますが度重なる故障の影響もあり、2009年オフに戦力外通告を受けます。故障の影響でトライアウトも未受験でしたが、ダイエーで投手コーチだった尾花高夫新監督の率いる横浜ベイスターズに声かけもあって、移籍。2010年から2012年までの3年間で137試合に登板するなど貴重な左の中継ぎとしてチームに貢献します。この篠原投手ですがカズ山本選手の最終打席でホームランを打たれた投手でもあります。戦力外で復活した選手の花道を飾り自身も戦力外から復活したというのはちょっとしたトリビアでしょうか。
代打の切り札でMVP〜石井義人
「打撃の天才」と称され読売ジャイアンツで左の切り札として活躍した石井義人も、戦力外からの復活組の一人です。横浜ベイスターズから西武ライオンズに移籍後、規定打席には一度しか到達しなかったものの、粘り強い打撃で代打の切り札としてチームに貢献します。2011年オフに西武ライオンズが若返りの方針ということもあり、戦力外通告を受けてしまします。その後、トライアウトを経て読売ジャイアンツに入団。代打として勝負強さを発揮します。高橋由伸現監督の一代前の左の代打でもあり、2012年のCSファイナルステージではMVPにも選ばれています。現在はBCリーグ武蔵ヒートベアーズにて打撃コーチを行っています。
2016年もう一花咲かせるのは?
戦力外通告を受けて復帰するだけでなく一軍の戦力になるというのは努力そして運が必要です。鵜久森選手(ヤクルト)、田中靖洋選手(ロッテ)、山内壮馬選手(楽天)、多村仁志選手(中日)など2015年オフの戦力外組から、もう一花咲かせる選手は出てくるのでしょうか。あきらめたらそこで試合終了です。各選手の今シーズンの活躍に期待しましょう。
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