【分析】2016年本塁打王に輝くのは!?過去20シーズンの本塁打王から考える

  • 2016/3/8
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3つのランキングから歴代本塁打王を分析

「野球の華」といえば豪快な本塁打をイメージする人も多いでしょう。一振りで試合の展開を変えてしまう本塁打はプレーする側も、ファンとして観る側も魅力的なものです。本塁打王争いは毎年注目のポイントの一つと言えます。

  1. 選手別本塁打王獲得ランキング
  2. ホーム球場別ランキング
  3. 日本人・外国人別ランキング

そこで今回は、プロ野球の過去20年間、1996年シーズンから2015年シーズンの本塁打王について検証していきたいと思います。3つのランキングから分かることは何か。そこから見えてくる2016年ホームラン王は。過去のデータを元にその傾向を探っていきたいと思います。

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歴代ホームラン王(1996年~2005年)

選手別ランキングを制したのは日本が誇る和製大砲

選手別本塁打王ランキング(1996年~2015年)

  • 1位 中村剛也(西武)  6回
  • 2位 T・ローズ(近鉄、巨人)  4回
  • 3位 バレンティン(ヤクルト)  3回
  • 3位 T・ウッズ(横浜、中日)  3回
  • 3位 松井秀喜(巨人)  3回
  • 6位 ラミレス(ヤクルト、巨人)  2回
  • 6位 山崎武司(中日、楽天) 2回
  • 6位 村田修一(横浜) 2回
  • 6位 松中信彦(ソフトバンク) 2回
  • 6位 ペタジーニ(ヤクルト) 2回
  • 6位 ウィルソン(日本ハム) 2回
  • 12位 山田哲人(ヤクルト) 1回(他11選手が1回獲得)

一位を獲得したのが西武ライオンズの主砲、「おかわり君」こと中村剛也選手です。プロ入り7年目の2008年シーズンに46本塁打で初のタイトルを獲得すると、2009年から2015年シーズンで5回の本塁打王を獲得、歴代3位となる6回目の受賞者となりました。

中村選手のあとに続くのが、外国人史上最多の通算464本塁打を誇るタフィー・ローズ選手です。2013年にシーズン60本のNPB記録を樹立したヤクルトのバレンティン選手、中日・横浜でプレーし猛威を振るったタイロン・ウッズ選手、そして後にメジャー・リーグ、ニューヨーク・ヤンキースの四番も務めた松井秀喜選手の3人のスラッガーが3回でローズ選手の後に名を連ねました。

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名助っ人外国人がタイトルを獲得してきたヤクルト

ホーム球場別本塁打王ランキング

  • 1位 神宮球場 8人
  • 1位 西武ドーム 8人
  • 3位 東京ドーム 7人(巨人5、日本ハム2)
  • 4位 京セラドーム 5人
  • 5位 横浜スタジアム 4人
  • 6位 札幌ドーム 3人
  • 7位 ナゴヤドーム 2人
  • 7位 福岡ドーム 2人
  • 9位 マツダスタジアム 1人
  • 9位 広島市民球場 1人
  • 9位 ナゴヤ球場 1人
  • 9位 フルキャストスタジアム宮城 1人
  • 9位 グリーンスタジアム神戸 1人

トップになったのは、神宮球場と西武ドームの二球場です。神宮球場を本拠地とするヤクルトからは、3回の本塁打王を獲得しているバレンティン選手を始め、ペタジーニ選手、ラミレス選手、ホージー選手などの外国人選手の働きが大きいといえます。

3位となった東京ドームは、本拠地を札幌に移転する前の日本ハムも巨人と共に本拠地に使用しており、巨人から5回・日本ハムから2回の計7回で3位にランクインしました。

札幌ドーム移転後の日本ハムからも2004年のセギノール選手、2006年の小笠原選手、2013年のアブレイユ選手と3人の本塁打王が誕生しており、ウィルソン選手(1997年~1998年)を含めて日本ハム全体からは4人(5回)の本塁打王が誕生しています。

 

外国人が僅かに高い結果に

日本人・外国人別本塁打王ランキング

  • 1位 外国人選手 25回(56.8%)
  • 2位 日本人選手 19回(43.2%)

23人の本塁打王を日本人、外国人で分けてみると外国人選手が56.8%、日本人選手が43.2%と外国人選手の割合のほうが高く出ています。ローズ選手、ウッズ選手、バレンティン選手などの規格外のパワーを持つ外国人選手がその結果に大きく貢献しています。

彼らに対抗している日本人選手としては、選手別ランキング一位の中村選手、同3位の松井秀喜選手、2004年のパ・リーグ三冠王、松中信彦選手などが挙げられるでしょう。

 

パ・リーグは中田ら新本塁打王出現に期待

今回は歴代の本塁打王について3つのランキングから掘り下げてみました。2016年シーズン、セ・リーグでは昨シーズンのの本塁打王、山田哲人選手、そして2011年~2013年の本塁打王バレンティンのヤクルト勢は有力な候補になることは間違いないでしょう。彼らに続く存在として、DeNAの筒香選手、そして巨人の新外国人・ギャレット選手らを挙げたいと思います。

一方パ・リーグでは、七回目のタイトルを狙う王者・中村選手を誰が捕まえるのかに注目です。期待したいのが、日本ハムファイターズの主砲・中田翔選手です。2015年シーズンは自身初の30本塁打クリア、そして「プレミア12」での大活躍から「ポストおかわり君」の第一候補として自身初となる本塁打王獲得に期待したいところです。

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2016年あなたが予想する本塁打王は誰ですか?

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井本 佳孝

投稿者プロフィール

兵庫県生まれ愛知県出身/AB型/
【好きなチーム】
阪神タイガース
ニューヨーク・ヤンキース

【得意ジャンル】
プロ野球
MLB

【ライター実績】
『サッカーキング・フリー』原稿執筆
『サッカーキング・オピニオン』ライター
無料歌詞検索サイト『Utaten』コラム執筆


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