ON、若大将、ゴジラ〜球史を作った『巨人の4番』たちの通算成績を調べてみた
- 2015/7/11
- プロ野球
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巨人の4番 = 球界の4番
入団3年目で4番打者を経験した松井選手ですが、その後は3番での起用が続きました。日本プロ野球12球団の中でも、唯一「歴代4番打者」という表現が用いられ、「第○代」と数えられていく読売ジャイアンツの4番打者。今まで82人の打者が、4番打者として名を連ねてきました。
巨人軍の歴史だけでなく、プロ野球史に残る大打者たちが担ってきたこの重責。その歴史ある「巨人の4番」の中で、特に存在感を放っていた打者は誰なのか?今回は、「巨人の4番」での成績にスポットライトを当ててみました。
「4番」出場試合ランキング
- 1位 川上哲治 1658試合
- 2位 長嶋茂雄 1460試合
- 3位 王貞治 1231試合
- 4位 原辰徳 1066試合
- 5位 A.ラミレス 511試合
- 6位 松井秀喜 470試合
- 7位 中島治康 410試合
- 8位 落合博満 331試合
- 9位 清原和博 297試合
- 10位 阿部慎之助 279試合
ダントツ1位は「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治選手。実は、「4番ピッチャー」での出場も3度経験しています。19歳で初めて首位打者に輝くと、4番として第一次黄金時代似合ったチームを牽引していきました。
「4番」本塁打ランキング
- 1位 王貞治 392本塁打
- 2位 長嶋茂雄 314本塁打
- 3位 原辰徳 255本塁打
- 4位 川上哲治 162本塁打
- 5位 A.ラミレス 139本塁打
- 6位 松井秀喜 138本塁打
- 7位 清原和博 67本塁打
- 7位 阿部慎之助 67本塁打
- 9位 李承燁 57本塁打
- 10位 落合博満 48本塁打
本塁打数トップはやはり王貞治選手。V9時代の中心であった「ON砲」の2人の活躍はやはり別格であったと言えるでしょう。また、現在チームの指揮官を務める原辰徳監督がONコンビに続いています。5位以降は近年の選手が並ぶことからも、80年代のジャイアンツ打線の中核を担っていたことがわかるでしょう。
「4番」打率ランキング(1000打数以上)
- 1位 松井秀喜 .322 (1660打数535安打)
- 2位 川上哲治 .317 (6420打数2034安打)
- 3位 王貞治 .315 (3994打数1258安打)
- 4位 長嶋茂雄 .314 (5396打数1694安打)
- 5位 A.ラミレス .308 (1978打数610安打)
打率1位は、「ゴジラ」松井秀喜選手。入団3年目で4番を経験した松井選手ですが、
「次に松井を4番に据える時は、松井一本で行くとき」
そう言って長嶋監督は、3番での起用を続けました。2000年。長嶋監督はついに松井選手を開幕4番で起用します。以後、2002年までの全試合4番としてフルイニング出場。
- 2000年 打率.316 42本塁打 106打点 本塁打王 打点王 MVP 日本一
- 2001年 打率.333 36本塁打 120打点 首位打者
- 2002年 打率.334 50本塁打 114打点 本塁打王 打点王 MVP 日本一
安定感と破壊力を兼ね備えたバッティングで、3年間で2度の日本一に貢献しました。
「4番」はまさにチームの顔
「巨人の4番」の歴史を辿ることは、すなわち「巨人軍の歴史」を辿っているといっても過言ではありません。今回はまだほんの一部。あなたもその歴史を紐解いてみてはいかがでしょうか。もしかして、巨人の未来も見えて来るかもしれません。
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