現代プロ野球を代表するホームランバッターは？

「おかわり君」こと埼玉西武ライオンズの中村剛也選手もその一人であると言えるのではないでしょうか。2014年、現役最多、歴代でも含め6人しか達成していないの5度目のホームラン王に輝いた中村選手。一体その凄さを探るため、「おかわり君」の記録やエピソード、コメントをご紹介したいと思います。

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圧倒的な「飛ばす力」を持ったホームランアーチスト

高校通算本塁打83本は松井秀喜選手、清原和博選手を優に超える歴代4位タイ。当時は歴代2位タイの記録だった。
3年夏には大阪府予選で6本のホームランを放つ。
2003年9月28日の日ハム戦でプロ入り初出場でいきなり4番デビュー。初打席でセンターオーバーのタイムリーを放ち、初安打初打点をマークする。
2008年、日本人右打者として歴代最多三振の162個をマークするも、46本塁打を放ち25歳で自身初のホームラン王に輝く。大久保博元打撃コーチのミートポイントを前にするアドバイスが実った形となった。
2011年48本塁打を放ち、3度目のホームラン王を獲得。48本という本数は、この年のロッテのチーム本塁打数の46本を2本上回る数字であった。
2014年の楽天戦で、通算1000三振に到達。1014試合での到達はブライアントの647試合に次ぐ史上2位のスピード記録であり、広沢克己の1102試合を抜いて日本人最速での到達となった。
2014年時点で、規定打席に達した年は全て本塁打王を獲得している。

（太字はホームラン王）

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ホームランを打つことで、打点を稼ぎ、チームに貢献していく。そのバッティングスタイルを、高校時代から変わらずから中村選手は続けています。

大阪桐蔭高校へ進学した決め手は自宅から徒歩5分という立地条件。
春季キャンプの声出しで「好きな言葉はおかわりです！」と叫び、チームメイトの爆笑を誘う。
2008年5月11日に顔面にデッドボールを受けて骨折する。しかし、コーチに「もしライオンが近付いてきたらどうするか」と質問。「食べちゃいます」と答え、翌日以降もスタメン出場を続けた。15日にはホームランも放った。
2011年10月21日『クレヨンしんちゃん』で本人役で出演。作中では主人公のしんのすけに「棒読みだー」と突っ込まれた。
50メートル走は6.3秒、遠投110mと、実は抜群の身体能力の持ち主である。右打者ながら、一塁到達は4.18秒というスピードを持っていた。
「筋肉痛が嫌い」という理由から、筋力トレーニングは滅多に行わない。
元タレントの村上麻里恵さんと結婚後の2008年から2013年まで、夫人の誕生日である9月10日に本塁打を放っている。（試合のなかった2012年は除く）
見た目通りのマイペースで愛される性格。けれども身体能力はアスリート。そんなギャップを持ち合わせています。

「7割の力でもスタンドへ運ぶことができる」

中村剛也選手本人

「今まで清原とか、秋山さんとか、石井さんとか、いろんなホームランバッターを見てきたけど、ホームランを打つことに関しては、あいつが断トツ。ボールの飛び方がぜんぜん違う。ちょっと次元が違うね。ああいうのが、ほんまのホームランバッターって言うんやと思う」

光山英和コーチ

「打撃センスはともかく、走塁のセンスには非常にずば抜けているものがある」
「走塁に興味を持てば、球界でも上位クラスにもいけるのではないか」

笘篠誠治コーチ

「動けるデブ。体重100kg以上の人の運動会があったら間違いなく1位」

平尾博嗣選手

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2015年春季キャンプから順調な調整を見せている中村剛也選手。6度目のホームラン王へ、どんなバッティングを見せてくれるのか。楽しみですね！

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