盗塁王

「盗塁王」と聞いて、あなたはどの選手を思い浮かべますか？

赤星憲広

デビューから5年連続の盗塁王、2003年から3年連続の60盗塁以上を記録した近代プロ野球のスピードスター。

福本豊

通算1065盗塁、106盗塁の日本記録保持者。当時の世界記録を更新した「世界の盗塁王」

リッキー・ヘンダーソン

通算1406盗塁、年間130盗塁はともに世界記録。12度の盗塁王を獲得した「メジャーリーグ史上最高のリードオフマン」

まだまだ他にも、盗塁を武器に野球界をかき回したプレーヤーはたくさんいます。そんな野球界に、とんでもない新星が現れたのです。シンシナティ・レッズの、ビリー・ハミルトン外野手です。

驚異の年間155盗塁

まだマイナーリーガーだった2012年、その驚異の盗塁ペースで一躍脚光を浴びました。A＋級ベーカーズフィールド・ブレイズとAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで合わせて132試合の出場し、155盗塁を記録。145盗塁というビンス・コールマンのマイナーの最多盗塁記録を19年ぶりに更新します。

そのオフにベースボール・アメリカからのシンシナティ・レッズのNo.1有望株プレーヤーに選出された翌2013年の9月にメジャーデビュー。メジャー初盗塁は「ロケットランチャー」の異名を持つ強肩ヤディアー・モリーナ捕手から決めるなど、13試合に出場し、13盗塁を決めます。

そして2014年

本格的にメジャーに定着した今年、ハミルトン選手は期待通りの活躍を見せています。

144試合 打率.258 出塁率.295 72得点 55盗塁　（2014年9月14日現在）

ロサンゼルス・ドジャースのディー・ゴードン選手と熾烈なナショナル・リーグ盗塁王争いを演じています。塁に出なければ、盗塁のチャンスはありません。110三振、29四球で3割を切る出塁率ながらも、55盗塁を決めたと言うことは、打撃力・出塁力が向上すればと考えると、その伸びしろの大きさを感じさせます。まだまだ23歳のハミルトン選手の着実な成長の先に、1987年のビンス・コールマン以来のシーズン100盗塁も見えてくるでしょう。

「次世代の世界の盗塁王」は誕生するのか・・・ビリー・ハミルトンに目が離せません！

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