実は最も難しい!?スリーベースヒットの歴代記録に注目
- 2016/5/26
- プロ野球
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5年間で39三塁打の秋山翔吾に期待
野球の醍醐味の一つであるスリーベースヒット。滑りこむ走者の脚が勝るか外野からの送球が勝るか、まさに一瞬の攻防です。今回はスリーベースヒットにまつわる話をご紹介します。
歴代最多の通算記録はやはりこの男!福本豊
歴代最多のスリーベースヒットを放っているのは、福本豊選手(阪急)で115本です。次いでイチロー選手(マーリンズ)が114本と日米通算で福本選手に1本差と迫っていますが、日本の数字だけに限ると今後しばらく抜かれることのなさそうな数字です。スリーベースヒットのトップ5(日本のみ)を見てみましょう。
- 1位:福本豊(阪急)115本
- 2位:毒島章一(東映)106本
- 3位:金田正泰(阪神)103本
- 4位:川上哲治(巨人)99本
- 5位:広瀬叔功(南海)88本
スリーベースは一瞬の攻防になる機会が多いので、左打者の方が出やすいものです。しかし、5位の広瀬選手は右打者です。通算596盗塁の広瀬選手の俊足にかかれば、右打者でもスリーベースは量産できるということでしょうか。
日本での現役トップは松井稼頭央選手(楽天)の63本です。松井選手でも歴代ベスト5に入ることは難しそうですね。
三塁打率の現役トップはヒットメーカー 秋山翔吾
三塁打の本数では往年の選手が上位を独占していますは、三塁打率なら上位を狙えます。福本選手の三塁打率は76.04となっておりベスト20に入っていません。三塁打率のランキングを見てみましょう。
- 1位:東谷夏樹(東映)46.03
- 2位:蔭山和夫(南海)50.01
- 3位:L.レインズ(阪急)50.68
- 4位:松木謙治郎(阪神)51.69
- 5位:永利勇吉(西鉄)51.97
1位の東谷選手は46打席に1本の三塁打です。単純計算すると12試合に1本くらいでしょうか。とても多いですね。現役のトップは秋山翔吾選手(西武)の62.91です。おおよそ15試合に1本くらいでしょうか。2015年も10本打っており、2016年も5月9日現在で2本です。現在はパ・リーグの方が球場も広いので、スリーベースは量産しやすそうですね。
スリーベースにまつわる記録
2016年序盤に細谷圭選手(ロッテ)が3試合連続でスリーベースヒットを放ち、長嶋茂雄選手(巨人)の持つ4試合連続スリーベースの日本記録にあと一歩と迫ったのは記憶に新しいです。三塁打にまつわる記録は、他にはどのようなものがあるのでしょうか。
連続試合スリーベースヒット
4本 1960年 長嶋茂雄(巨人)
連続打者スリーベースヒット
3人 1955年阪急(河野旭輝、原田孝一、バルボン)
3人 1987年ヤクルト(荒井幸雄、渋井敬一、杉浦亨)
3人 1990年阪神(八木裕、高井一、鮎川義文)
1試合最多スリーベースヒット
6本 1946年セネタース
シーズン最多スリーベースヒット(個人)
18本 1951年金田正泰(阪神)
シーズン最多スリーベースヒット(チーム)
66本 1955年 阪急ブレーブス
スリーベースヒットはホームランよりも出にくく、見ることが難しいものです。現地観戦で見ることができたら自慢できるかもしれませんね。歴代のスリーベースヒットアーチストに挑む秋山翔吾選手のスリーベースヒットに期待しましょう!
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