2018年急上昇!台頭する巨人の若武者 注目の”数字”

  • 2018/8/2
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今後の巨人を支えるであろう4人の若手野手

2018年。ここまで巨人の若手選手たちが台頭しつつあります。今回は、巨人の4選手と”数字”に注目し、今後の活躍を展望します。

 

長年悩まされた二塁手を埋める!吉川尚輝のUZR

ドラフト指名時は大学ナンバーワン野手という評価であり2016年ドラフト1位で指名され入団した吉川尚輝選手でしたが、プロ入り後怪我に悩まされました。

しかし、シーズン最終戦では今では定位置になりつつある「2番二塁手」でスタメン出場し、プロ初安打を記録するとその勢いそのままに猛打賞を記録します。

そして、今年2年目は自主トレから今では球界最高峰の選手である坂本勇人選手が主催する自主トレに参加したことや首脳陣からはキャンプから期待されていました。それに応えるように二遊間のゴロを処理する際は遊撃手寄りまで追いつき一二塁間のゴロを処理する際は芝生のラインまで追いつきアウトにするシーンが多く見受けられシーズンでもそのポテンシャルやポジショニング含めた技術を活かし、大学の先輩であり広島東洋カープの菊池涼介選手を越える12球団の二塁手のなかでは一位となるUZR 9.2(7/31時点)を記録しています。

(UZR…アルティメット・ゾーン・レーティングの略。リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだかを示す。+5で平均以上、+10で優秀と評価される。)

また、坂本選手が怪我で離脱後は遊撃手としてスタメン出場の機会も増え、今後坂本選手が遊撃手から守備位置をコンバートする際遊撃手に回るのは吉川尚輝選手であるのが第一候補だと思いますが、遊撃手としての守備のパフォーマンスも楽しみな部分があります。

シーズンを終えて、山田哲人選手・菊池涼介選手と球界を代表する二塁手がいるセ・リーグ。その中に割って入ることができるのか?さらには、菊池選手か吉川尚輝選手という論争が起きるのか?注目です。

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和製大砲として打撃成績を岡本和真

高校時代U18代表では四番に座りU18アジア野球選手権大会では、打率.437 5打点を記録し高校生ながら木製バットの適応力をプロのスカウトにアピールし、2014年ドラフト1位で入団した岡本選手。

プロ入り後、松井秀喜氏以来の高卒1年目に本塁打を記録し、期待の若手の1人として一目置かれていましたが、2年目はキャンプ一軍スタート3年目は開幕一軍スタートながらなかなか結果を残せませんでした。

しかし、今シーズンは昨年冬に埼玉西武ライオンズの中村剛也選手と合同自主トレをして打撃のノウハウ「適当論」を叩き込まれ、更に大砲としての自覚が出てきた結果キャンプの打撃練習から打球の角度を意図的に上げている姿勢も出し始めました。

そのような練習の成果も出てオープン戦では、打率.267 4本 15打点という成績を残し長年チームの軸として活躍していた阿部慎之助選手から開幕スタメンを勝ち取ります。

その結果今シーズンは3割をキープしつつも本塁打打点はチームトップの9本塁打32打点という成績を残し活躍します。

また、守備面でも井端弘和内野守備走塁コーチから「ロペスに匹敵するか、ひょっとしたらロペスよりうまいかもしれない」と評価されるほどの一塁守備の力を誇ります。

4年目のシーズン。打率.298 18本 56打点 OPS.868(7/31時点)とオープン戦の成績を大きく上回る成績を残している岡本選手。さらに数字を伸ばし、今後の巨人を背負う4番、そして攻守に牽引するリーダーになることを首脳陣は期待しているでしょう。

ポテンシャルは即戦力の田中俊太

現在広島東洋カープに在籍し、2017年のWBCにも出場した田中広輔選手の弟で、東海大相模高校時代は2年生の夏準優勝、3年生の春選抜優勝でした。東海大学時代も3年時に全日本大学野球選手権大会で優勝した後に大学を卒業して日立製作所に進みました。

そして、高校時代の同期であり現在千葉ロッテマリーンズの菅野剛士と再びチームメートになり、同年夏の都市対抗野球大会では打率.381を残し、チーム初の決勝進出に貢献し菅野とともに若獅子賞を受賞しました。

その翌年にドラフト5位で読売ジャイアンツに指名されます。吉川尚輝選手とポジションが重複していることもあるため、キャンプでは三塁手、オープン戦では一塁手、シーズン開幕後には外野手に挑戦するなど多くのポジションで実戦を積みます。

シーズン開幕からは主に代打、走塁、守備固めに徹し時には二軍落ちも味わいましたが、交流戦のオリックス戦で初のスタメンで出場しました。その後はマギー選手の不調もあり「2番三塁手」としての出番が増えて今後の活躍に期待です。

また、坂本選手が怪我で離脱後は二塁手として出場機会が増え、吉川尚輝選手と二遊間を組み今後2人の二遊間がチームをどうプラスにしていくか期待されています。

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正捕手の小林を脅かす存在になりつつある大城

東海大相模高校時代は、2年春に正捕手の座を獲得し、2年秋に打率.323で関東優勝や神宮準優勝に貢献しました。また、3年夏の甲子園では打率.318、10打点を記録し、4番として全国準優勝に貢献しました。

そして、東海大学に進学した後は2年春からレギュラーになり、3年秋に正捕手になります。4年春には打率.447、9打点の大活躍しMVP、首位打者、ベストナインを獲得ししました。大学選手権では打率.533で13年ぶりの優勝に貢献し、MVPと首位打者を受賞しました。 また、4年秋にリーグ最多23安打を記録し、MVPや首位打者などの2季連続の三冠王になりました。

NTT西日本時代では1年目から持ち前の打力を活かされレギュラーになり、2017年には社会人日本代表になるなどの結果を残し読売ジャイアンツにドラフト3位で入団しました。

入団後は打撃型捕手の評判を覆す守備面でのアピールもあり、開幕一軍として帯同し開幕戦の阪神戦でいきなりプロ初安打を記録します。そして、開幕3戦目の阪神戦ではプロ初スタメンで出場します。小林誠司選手の好調もあり出場機会がない期間もありましたが交流戦あたりから再び週1試合はスタメンマスクを被る機会が増え始めます。そして、6月10日の埼玉西武ライオンズ戦ではプロ初となるサヨナラ安打を記録し、チャンスの場面で持ち前の打力を見せてくれました。

また、打撃を買われて最近では小林選手、宇佐見選手と併用され出場機会も増えています。

正捕手である小林選手とは正反対のタイプであり、長いイニングや連戦での守備面で課題もありますが、打力は本物なので今後小林選手の正捕手を脅かす選手になるのではないでしょうか。

吉川・岡本・田中・大城。この4選手をはじめ、巨人の若手のさらなる成長に注目です!

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G-TIMES編集長総合編集長

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野球に関する様々な情報・意見を発信するサイトG-TIMESの編集長です。


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