引退!和田・小笠原・谷・井端・木佐貫〜2015年ユニフォームを脱いだ名選手の引退コメント集
- 2015/11/18
- プロ野球
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一人一人の選手の人柄が伝わってくる言葉
福岡ソフトバンクホークスの日本シリーズ連覇で、プロ野球も2015 シーズンの幕を閉じました。2015年も、プロ野球の一時代を築いた多くの選手が惜しまれながら引退していきました。その中でも、5人の選手が残した名言を引退会見から中心に紹介していきたいと思います。
和田一浩
「僕もドラゴンズの選手にあこがれたように、僕自身もそんな存在になれたのかなと、ちょっと不安な気持ちと、なれたんじゃないかなという達成感と両方混じってますけれども、野球って本当に素晴らしいものだと思いますし、一人でも多くドラゴンズのユニホームを着た少年たちがいっぱいでてくるといいなと思います。」
憧れていた存在から、自分が憧れられる存在に変わることができるという『野球が持つ価値』が伝わってきます。和田さんに憧れて中日に入団する選手が多く生まれることを期待したいです。
小笠原道大
「ファイターズはプロ野球生活をスタートしたチームですから、育ててもらったというか、あらゆる先輩がいて関係者がいて、プロ野球の中のことを勉強させていただいた10年間でした。」
「若い選手へはスタイルはどうであれ、心の中は泥臭くあってほしい、常に向上心を持って前を向いて突き進んでいってほしい。いつユニホームを脱ぐかわからないですから、その時に後悔する前に、一日という一瞬を大事に過ごしてほしいと思います。」
自身の経験から若手に対する期待も込めた熱いメッセージが伝わってきます。小笠原選手のように、これからの若手選手たちには、常に一生懸命、毎日を大切にしながら、頑張ってもらいたいですね。
井端弘和
「由伸よりも長く野球を続けるという気持ちはなかったので、昨日の発表を受けて自分も現役生活を終えようという決断をしました。」
来季、読売巨人軍で監督を務めることが決定した高橋由伸選手への憧れと熱い想いが初めてファンに明かされたコメントでした。高橋監督とともに、新たな立場での活躍を期待したいですね。
谷佳知
「2000本安打に届かなかったことに、正直、未練はありません。それよりもプロ野球の世界で19年間プレーできたことの満足感の方が大きいです。」
「幸運にも僕はジャイアンツで優勝という喜びに接しました。勝利を常に求められる大きなプレッシャーの中でプレーできたことは、自分の中でも大きな財産です。今、オリックスに必要なのは勝利。あと、それに向かう準備と心の持ち方だと思うんです。僕が経験の中で得た、勝つためのマインド、スピリットをこのチームに注入できればと思っています。」
一つ目のコメントでは、厳しいプロ野球で生き残ることができたことへの達成感や感謝が伝わってきます。そしてもう一方では、プロ野球の厳しさと将来のオリックスを担う若手選手への熱いメッセージと自身の堅い決意が込められています。
木佐貫洋
「一番は公式戦初登板です。春のオープン戦での防御率や成績はよかったので『やれるんじゃないかな』という思いで自身の開幕戦で投げてみると、ボコボコに打たれ『これはとんでもない世界に入ってきたんだ』という事を実感させられました。」
真面目な木佐貫投手のこの率直なコメントから、プロ野球の厳しさが非常によく伝わってきます。一流選手ほど、そのプロの厳しさをしっかり認識し、自分を律することができるのだと思います。
2015年は多くの名選手が引退していった年になりました。かつてのチームメイトや監督にあてた言葉、自身の成績についてや、ファンへの感謝の言葉など、ごく一握りの人間しか門をくぐることを許されないプロ野球の世界に身を投じ、そして去っていく選手たちの言葉には多くのことを考えさせられます。
皆さんが印象に残った引退選手の名言はありましたでしょうか。
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