達成者はわずか3人?!難易度が高すぎる「先発100勝・100セーブ投手」
- 2016/4/5
- プロ野球
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「先発」「抑え」両方のイメージが強い名投手たち
200勝投手は24人、200セーブ投手は5人存在するのに対して、先発100勝・100セーブ達成者はわずか3人しかいません。先発としても抑えとしても実績のあるピッチャーというものはチームからすれば有難い存在ですが、過去にはどのような投手が達成しているのでしょうか。
江夏豊
現役17年 先発141勝・193セーブ
「優勝請負人」として5球団を渡り歩いた江夏投手。阪神時代は先発投手として延長戦ノーヒットノーラン達成、現在も未だ破られていないシーズン401奪三振、ライバル王選手との名勝負を魅せ一時代を築き、南海に移籍してからはリリーフ投手として日本シリーズでの「江夏の21球」やオールスターゲームでの無死満塁からクリーンアップ三者連続三振など、数々の伝説を残してきました。
佐々岡真司
現役17年 先発100勝・106セーブ
1年目から先発と中継ぎをこなし3年連続2桁勝利、1995年から1997年にかけて3年連続2桁セーブを記録しリリーフ投手として日米野球に出場すると、先発に転向した1999年からは2年連続の2桁勝利を挙げノーヒットノーランも達成。チーム事情によって先発と中継ぎの配置転換を頻繁に行われましたが、その度に適応力の高さを見せつけました。
上原浩治
現役16年 129勝(通算勝利)119セーブ ※2016年シーズン開幕前
巨人時代はルーキーイヤーに20勝を挙げ新人王を獲得すると、その後もエースとして君臨し続け8年間で102勝。2007年にはチーム事情で抑えに回るといきなり32セーブを挙げました。メジャーリーグに移籍してからは抑え投手として本格的に開花。ボストンレッドソックスでの2013年シーズンには21セーブ13ホールド、防御率は驚異の1.09という成績を残して日本人2人目のワールドシリーズ胴上げ投手となりました。
先発としてのセンスとストッパーとしてのセンス
先発投手には長いイニングを均等な力で投げ、勝負所でギアを上げるといったセンスが必要とされ、抑え投手には連投に持ちこたえる回復力や終盤のピンチに立ち向かう強靭なメンタルが必要とされています。この二つのセンスを持ち合わせつつ、長い間第一線で活躍したこの3人の投手はまさに「ピッチングの天才」と呼べるでしょう。