補欠になってもあきらめない!『控え選手』から鍛え上げ、プロになった6人の男たち
- 2015/2/11
- プロ野球
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誰もが憧れる野球エリートばかりがプロへの道ではない
田中将大、ダルビッシュ有、松井秀喜、松坂大輔…チームの中心選手として憧れの舞台甲子園に出場し、その後プロ野球選手になる―。
少年の頃から誰もが思い描く野球人のサクセスストーリー。
しかし、誰もが思い通りの道を歩める訳ではなく、甲子園に出るどころか、チーム内で一桁の背番号すら手に入らないことも。
しかし、高校時代にレギュラーに選ばれず控えだった選手でも、その後に開花しプロになり、そして大活躍することだってあります。
その類い稀なる何苦楚魂と血の滲むような努力で、プロのステージへの挑戦権を掴み、栄光を勝ち取った5人の選手を紹介したいと思います。
沢村拓一(読売ジャイアンツ)
佐野日大高校時代は3番手投手で、最後の夏は登板機会のないまま引退。高校時代から遠投120mの肩と真っすぐへのこだわりは強かったが、当時は細身で球速は140km/hに届きませんでした。
しかし中央大学に進学しウエイトトレーニングなどの猛トレーニングを重ね、才能が開花。4年春には大学生歴代最速となる157km/hをマークし、さらに、変化球を交えた投球術も身につけました。
2010年に巨人に入団すると、1年目に11勝・防御率2.03をマークし、新人王を受賞しました。
吉田一将(オリックス・バッファローズ)
甲子園出場を目指し、青森山田高校へ進学。甲子園に2度出場するも、控え投手として3年間で公式戦登板回数は10イニング未満。
怪我に悩まされ不完全燃焼に終わった高校時代の悔しさをバネに、変化球の習得やフォームの改良を重ね、その後の大学、社会人と着実に成長をしていきます。
191cmの長身から繰り出す真っすぐと多彩な変化球、そしてそれらを低めに集める抜群のコントロールが持ち味。
JR東日本時代は「社会人No.1投手」と称されるまでに成長。ルーキーの2014年は8試合を投げ5勝と、新人王候補となる活躍を見せています。