天才・由伸
2015年でプロ17年目40歳の高橋由伸選手が選手兼任コーチに就任、そして開幕スタメンの可能性あるとニュースでも話題になりました。巨人戦で由伸選手が打席に立つと、チーム1の大声援で球場は揺れ、盛り上がります。他球団のファンの方でも由伸選手は好きという方も多いのではないのでしょうか?
今回は、そんなジャイアンツの由伸選手がなぜこんなにも愛されるのか、その理由を4つ考えみました。
1.真似したくなるほど美しいバッティングフォーム
由伸選手といえば、まずお手本のような綺麗なバッティングフォームから繰り出すホームランがいちばんの魅力だと思います。その原点は、小学生の時に父親から長い竹で素振りするように指導され、バランスを身に付けることができたと語っています。そのバッティングに、勝負強さ、由伸選手ならやってくれる!とファンは感じると思います。
2.常に全力プレー
由伸選手は、天才でありながら怪我に悩まされているイメージが強いかもしれません。ゴールデングラブ賞は7度受賞していますが、プロ2年目、3割30本を達成しました年に、シーズン終盤で守備の際に外野のフェンスに激突し、チーム離脱。その後も、試合中ダイビングキャッチの際に強打、フェンスに登った際に肩の肉離れ、腰痛の悪化など並べてみると怪我のなく終えたシーズンのほうが少ないかもしれません。しかし、その全てのプレーがチームのアウトひとつ取るため、ひとつでも塁に進むための全力プレーの結果でした。ヒーローインタビューの中でも、何度も自分の成績よりチームが勝つためのプレーと語っていました。何度も怪我をし、離脱しても必ずチームに戻ってきて、また形振り構わずボールを追うファイティングスピリッツにファンは惹きつけられるのかもしれません。
3.ファンからだけでなくチームのメンバーからも認められる人格者
由伸選手は、若手の中心選手に比べマスコミのインタビューやバラエティにもあまり出ないので、どんな性格なのかをわからない方も多いと思いますが、そんな由伸選手の人格者がわかるエピソードを紹介したいと思います。
慶應大学硬式野球部では、当時上級生からの下級生へのいじめが当たり前のようにあったようですが、由伸選手が主将になった時にいじめを完全に廃止し、後輩には一切怒らずむしろ叱られていたら庇っていたようです。
「由伸選手がいなかったら、何人も野球部を辞めていた、仏のようなひと」
(由伸選手の慶應大学後輩の佐藤友亮選手)
球界でも由伸選手のファンと公言している選手も多々います。
「ベテランになってもトレーニングを重ね、準備を怠らない。その努力を口に絶対に出さない。結婚したいくらいかっこいい。」
(ジャイアンツ 内海投手)
ジャイアンツの若手選手にも自分から声をかけ、その優しさの感激したとも言われています。
4.ファンを思う気持ち
由伸選手は、野球そのものはあまり好きではなく、父や兄に喜んでくれたので続けられた面もあるとも語っています。自分がやりたいと思う気持ちより、誰かのためにプレーをすることは並大抵の精神ではできないと思います。
また過去に、こんなことを語っています。
「もう自分の気持ちだけでは多分やめています。
でもあの東京ドームののファンの歓声を聞きたくて、毎日スイングしているんですよね」
何度も怪我から復帰し、40歳になってもプレーするのは自分が野球がやりたいと思う気持ちより、待ってくれるファンのために。頭では思っていても、それをプレーで返すことは難しいますが、未だに若手選手に負けなくらい、近年活躍しています。
2015年から兼任コーチとなりますが、選手の背中をまだまだみたいですよね。
最後に由伸選手の名言を。
「簡単にわかられるような選手にはなりたくない。」
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