まるごと書き起こし!侍ジャパン1次発表会見での小久保&主力6名への質問&回答を一挙公開!
- 2015/7/18
- プロ野球
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会見の全貌ごと知りたい、野球に貪欲過ぎるあなたへ
2015年11月のプレミア12へ出場する侍ジャパンのトップチーム1次候補65名が、7月16日に発表されました。主要トピックは、各ニュース媒体で様々に報じられましたので、野球通のみなさんのために、発表記者会見の模様を全文書き起こしをお届けします!
中心選手として活躍が期待されると紹介され、小久保監督の会見に同席した7名
- 嶋基宏(楽天)
- 前田健太(広島)
- 中田翔(日本ハム)
- 柳田悠岐(ソフトバンク)
- 筒香嘉智(DeNA)
- 藤浪晋太郎(阪神)
- 大谷翔平 (日本ハム) →会見欠席
主要ポイント
- 起用ポイントにとにかく「元気なこと(体の調整)」を強調
- 西武からが最多11名のリスト入り、阪神は2名
- 31歳以下が並ぶ中、40歳の広島の黒田投手がリストに!「実績プラスアルファがある」
- メジャー組はリスト入りせず が、イチロー選手を初めとするメジャー組の起用の可能性を全否定はせず
- 若手の藤波選手、「ハツラツとしたプレーをしたい」
以下、書き起こし
選出基準について
記者:小久保監督にお伺いいたします。今回発表された65名の選手の選考基準をお聞かせください。
小久保監督(以下、小久保):今の日本のプロ野球の中でトップ選手。今シーズンの調整が良くなくても、過去の実績を踏まえて、または今シーズンの活躍だけで選んだ選手もいます。まずはプレミア12に向けて、その前のロースター制度もあり、少し多めに、選手を選ばさせてもらいました。
記者:国際大会の中で、小久保監督が起用したいと考える選手はどういった選手でしょうか。
小久保:国際試合というのは、負けられない試合なので、11月にも高いパフォーマンスが発揮できる選手が最終的には選ばれてくると思います。今回65名の発表がありましたが、その中に入っている選手たちは、もちろん自分たちのチームの優勝を目指して後半戦も戦います。その片隅に、11月の終わりまでしっかり体をつくるという目標設定もして、今後も準備してほしいなと思いますね。
記者:その11月の本番に向けて、ここから28名、最終的に絞り込んでいくプロセスを教えてください。
小久保:ずっと試合を追っかけながら、最後は、さっきも申し上げたように、今回は、球数制限もなく本当の真剣勝負の場所なので、しっかり11月でも体が元気で動けるということ、そして、日本代表としての自覚と責任と、我々が球界を引っ張っていくんだというそういう想いの選手たちを、しっかり集めたいというのがあります。
記者:それでは最後に、今回選ばれた65名の選手たちに、監督からメッセージをお願いしたいと思います。
小久保:まずは、ここにいる選手たちは明日のオールスターに出場します。つかの間の、唯一の今日が休日にもかかわらず、日本球界のために時間を割いて来てくれている彼らに敬意を表します。今日選ばれた選手たちは、もちろん自分たちの試合、ペナントレースを制するというのが一番の目標ですが、その先に、代表のメンバーとして使えるようになっているという新たな目標と自覚を持って準備してほしいなと思います。
各選手からの意気込み
記者:ありがとうございました。それでは、選手のみなさんにお伺いさせていただきます。まず、2013年のWBCから2年経って、日本野球にとって世界一奪還の舞台になります。その世界一奪還への想いを聞かせてください。まずは、嶋キャプテン、お願いいたします。
嶋選手(以下、嶋):前回のWBCは、僕はあの中にはいなかったんですけれども、テレビで見ていました。もう一度世界一を奪還して、日本が世界で一番強いんだというのを証明したいと思います。
前田選手(以下、前田):前回のWBCの準決勝で敗退した時、先発を任されたのは自分だったので、やっぱり悔しい想いもありますし、自分が最後先発して負けたっていう想いが残っているので、なんとかしっかりと、日本代表として、世界一をもたらせるように、えー勝てるピッチングをしたいなと思います。
柳田選手(以下、柳田):WBCはテレビで見てたんですけど、次のWBCは絶対選ばれたいという気持ちでした。世界一目指して、その輪の中に入りたいなと思います。
中田選手(以下、中田):WBCではまったく出来ずにすごく悔しい思いをしました。今回打撃の方で貢献して、勝ちたいなと思います。
筒香選手(以下、筒香):世界一になる機会がある、その中に自分自身がいるので、活躍ができればと思います。
藤波選手(以下、藤波):前回のWBCは、テレビで見ていました。今回選ばれるチャンスがあるということなので、しっかり若さを出して、若者らしくハツラツとしたプレーで、チームに勢いをつけられるようにがんばりたいと思います。
記者:ありがとうございました。選手のみなさんに、もうひとつ伺わせていただきます。世界一を決める世界の舞台で、ご自身のどんなプレーを魅せていきたいか、アピールのポイントを教えてください。
嶋:自分はキャッチャーということで、日本を代表するピッチャーをリードします。日本のピッチャーのコントロールの良さ、決め球のレベルの高さ、を引き出して、世界に通用するというところを証明したいと思います。
前田:国際大会という難しさはありますけれど、やはり試合の中でピッチャーというのはものもすごく大事なポジションだと思います。先発ピッチャーが崩れれば、勝てる確率も低くなってしまうので、チームを勝利に導けるようなピッチングをし、そして日本のピッチャーの実力というものを証明できるようにがんばっていきたいと思います。
柳田:走攻守、すべての面で、アピールしたいなと思います。
中田:僕にはバッティングしかないんで、迷いのないスイングで魅せたいと思います。
筒香:いろんな面でチームの勝利に貢献できるように、がんばりたいと思います。
藤波:さっきも言いましたけれども、若さを生かしてハキハキしたプレー、思い切りの良さというところを一生懸命出していきたいと思います。
記者:嶋選手、開幕戦、日韓戦で始まります。これ日本にとっては宿命のライバルだと思います。その日韓戦への想い、聞かせてください。
嶋:今までの日韓戦をほとんどテレビで見てきました。日韓戦は、国と国とのぶつかり合いなので、生半可な気持ちではやられると思いますし、それがまた日本で開催されるということで、相当高い意識でいかないと勝てないなあと思います。さっき監督の話の中にもありましたけれども、11月の終わりまでシーズンが続く、そういう意識で臨みたいと思います。
メジャー組の参加はあるのか?!
記者:小久保監督に質問です。侍ジャパン総選挙というのを、この間野球中継(TBS)の中でやらせてもらいまして、イチロー選手が国民の人気の中で第2位になりました。今回イチロー選手の名前がないんですが、第一回大会、第二回大会と、優勝の際にはイチロー選手いました。今度の大会に選ばれるっていうのはどうでしょうか?
小久保:MLBの見解があるんですね。今回は、国内選手だけでメンバーを絞りました。この先、MLBの動きも含めながら、もちろん精査もしますし、国民のみなさんの票がそれだけしっかり集まったっていうのは、今日しっかり頭に入れて帰りたいと思います(笑)
記者:じゃあ、期待してよろしいと、いうことでよろしいですか?
小久保:いや、期待して、というとですね・・(言葉を濁す)
会場:笑い
小久保:その前に向こうの日本人の選手達、イチロー以外の選手もそうなんですが、岩隈にしても青木にしても田中にしても、向こうの出方がわからないとこちらも動きようがないので、そういうことです。
記者:国民を代表して期待しております。
記者:現時点で、4番は中田選手ということで、間違いないですか?
小久保:ええ、今の時点での気持ちに変わりはないです。
記者:では、柳田選手と筒香選手に何番を打ちたいかというふうにちょっとお聞かせ願いたいなと思います。
柳田:1番を打ちたいです。
会場:笑い
筒香:クリーンナップ打ちたいです。
記者:とうことは、3番でよろしいですか?5番ですか?
筒香:5番です。
会場:笑い
記者:ということは、1番と4番5番は決定で、よろしいでしょうか?
小久保:まだ考えていないですけれども、これからじっくり、最後28名のの人選で考えようと思います。
記者:がんばってください。
小久保:ありがとうございます。
黒田の選出!期待するものは?
記者:小久保監督に質問します。今回のメンバーの中に広島の黒田投手が入っていますけれども、期待されることは何でしょうか?
小久保:今回65名という枠で、その先を見据えた上で、彼が最終的な28名に必要かどうかということはこれからしっかり考えます。彼は、日本を代表してメジャーで成功したピッチャーです。今年の成績としてもすばらしいものを残しているのですが、それ以外の部分でもプラスαというのはあるんじゃないかなと思っています。最終は10月頭なので、それまでにしっかり本人とも話して、体の問題もしっかり考慮した上で、決めます。
記者:小久保監督に質問です。最終的にここからメンバーを選ぶ一番大事にしたい部分というのをもう一度お聞かせ願えますか。
小久保:一番は、元気な選手です。28名で最後戦っていくので、体的に不安を抱えている選手となると、逆に他の選手に負担がかかってきます。その点を、最後、締め切りからの期間が一ヶ月くらいあるので、しっかりその選手の健康状態をチェックして決めたいと思います。
絶好調の秋山の選出について
記者:小久保監督へ質問いたします。メンバーの中で西武の秋山選手の名前があります。今現在130本安打ととても勢いがありますが、秋山選手の魅力などをお聞かせ願えればと思います。
小久保:2013年に初めて私が監督になって台湾に行った時にも、選んだメンバーで、もちろん気にはしてました。今年バッティングフォームを少し変え、非常に成長した選手の一人だと思っています。今後も引き続きもちろん注目していきますし、日本の左の外野手にはいい選手が多いという印象ですが、その中のひとりだと思います。
高木・山崎のルーキーコンビ!
記者:小久保監督にお伺いさせてください。高木投手と山崎投手ルーキーふたりを選ばれてますけれども、それぞれの印象と期待するところを教えてください。
小久保:高木に関しては、最近勝ち星には恵まれてませんけれども、2月にキャンプ・オープン戦に行ったときから、そこそこできるんじゃないかなという印象を持っていました。一番は独特のスライダー、そしてコントロールがいいなという印象です。1年目、いろいろなところに神経を使うでしょうが、まずこれからペナントレースをきちんと戦えるだけの体力があるかどうかもしっかり見ていきたいです。山崎に関しては、中畑監督が最後一回抑えで使ってみようとした結果、彼の今年の活躍があると思います。彼自身の結果も素晴らしいですが、選手を固定概念で見ないという点では、非常に勉強になりました。
西武から11名の選出!理由は?!
記者:小久保監督にもう一度質問です。あの、西武の選手が11人、一番多く選ばれていますが、そこらへんはどういう理由でしょうか?
小久保:正直各球団から何名という発想はゼロでした。自分が見た中で、今年、非常にレベルが高い選手が集まっているので、結果的にそうなんなったんだと思います。
記者:若さというところを重視されていると思うんですけれども、ベテラン選手の方に期待するところを教えていただければと思います。
小久保:今回、最終選考ではなく、誰にどういうところを期待するということは、そこまで申し上げられないのですけれども、憶測といいますか、メンバーに入ったとするとで、回答します。やはり、経験が一番の武器になると思うので、引き出しの多さを若い選手に伝えてもらったり、どっしりとした雰囲気っていうのがチームには必要だと思うので、国際大会の一敗はただの一敗じゃないというのは、いろんな先輩からそういうのを教わっていますので、そういう時にも微動だにしないようなどしっとしたところをベテランの人には期待します。
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