遅咲き選手の飛躍のきっかけは!?2016年の傾向から2017年の活躍選手を予想する

  • 2017/2/15
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開花の糸口を掴むのにかかる時間

各チームプロ入り間もないとは思えない活躍を見せる若手や数々の記録を打ち立てるベテランの活躍が目覚ましかった2016年シーズン。しかし、注目すべきは彼らだけではありません。

これまでなかなか思ったように活躍できず、出場機会に恵まれず。しかし、大幅に出場機会を増やし、チームを支える存在に・・今回注目するのはいわゆる「遅咲き選手」たちです。

元々「快足」「強打」「堅守」光り輝く強みを持ってプロ入りした選手たち。きっかけを掴めば、誰もが活躍する可能性を秘めています。

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2016年ブレイクした3選手!ポイントは「苦手の克服」

ソフトバンク:城所龍磨(プロ13年目)

  • 2015年成績 1試合 (打席には立たず)
  • 2016年成績 84試合 .264 6本塁打 19打点

これまでは守備・走塁のスペシャリストとして「待機中」だった男、城所龍磨選手が2016年打撃開眼。セ・パ交流戦にて15試合出場、打率は12球団トップの.415、5本塁打の大活躍で交流戦MVPに選ばれました。

守備固め、代走要員としてこれまでのシーズンを過ごしてきた城所選手ですが、本人の目標はあくまでレギュラー。そのためにも昨オフから体の「キレ」を意識してトレーニングをしたところ、その成果が打撃にも活き、今回の結果につながりました。

 

ロッテ:細谷圭(プロ11年目)

  • 2015年成績 16試合   .300 0本塁打 2打点
  • 2016年成績 116試合 .275 3本塁打 40打点

2軍ではそこそこの成績を残すも、1軍に昇格するとどうしてもこれまで通りの力が出せなかった細谷圭選手。2015年シーズンはイースタンリーグ打点王。

今度こそ1軍でも活躍するために、若干のフォーム改良と、打席での狙い球の割り切りが功を奏し、一時はパ・リーグ首位打者に躍り出ることもありました。その先もコンスタントに結果を残し、1年を通じて1軍に帯同してきました。

 

中日:堂上直倫(プロ10年目)

  • 2015年成績 43試合   .158 1本塁打 1打点
  • 2016年成績 131試合 .254 6本塁打 46打点

堂上直倫選手は、坂本選手(巨人)や秋山選手(西武)と同じ「88年世代」の1人。超高校級スラッガーとして、ドラフトでは高卒内野手にして3球団競合するほどの評価を受けていた選手がついに本領発揮。

昨オフから取り組んできた筋肉量の増加により、もともとの安定した守備に加えて打撃成績も上向きに。長らく固定できていなかったショートのレギュラーを獲得するに至りました。

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2017年ブレイクする遅咲きプレーヤーは!

今回注目したポイント「苦手の克服」を踏まえ、特に2017年ブレイクが予想される遅咲き選手はこの選手。

ヤクルト:鵜久森淳志(プロ13年目)

  • 2016年成績 46試合 打率.257 4本塁打 19打点

2015年オフに日本ハムから戦力外通告を受け、ヤクルトに移籍した長距離砲。2005年から2015年までは、わずか6本塁打。期待されていた高校通算47本塁打のバッティングが振るいませんでした。

新天地ヤクルトでのプロ12年目、出場機会を得ると思い切りの良いスイングを取り戻します。2016年は46試合に出場して.257、4本塁打19打点の成績。また、ヤクルトは他チームを自由契約になった選手を再び活躍させることが多く、「ヤクルト再生工場」なんて呼ばれることもしばしば。同じく2016年オリックスを自由契約になりヤクルトに移籍してきた坂口智隆選手は「1番センター」のレギュラーに。2017年、鵜久森選手はさらに多くのアーチを描けるでしょうか。

広島:松山竜平(プロ10年目)

  • 2016年成績 103試合 打率.291 10本塁打 41打点

2017年にプロ10年目を迎える31歳で、2016年の日本シリーズ第1戦では日本ハムの大谷投手からホームランを放った広島の生え抜きスラッガー。2015年シーズンは左投手を苦手としており、レギュラーをつかむには至りませんでしたが、2016は対右投手、対左投手で打率はあまり変わらず。2017年は広島の厳しい外野手争いに割って入り、さらに良い成績をマークするかもしれません。

 

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今回挙げた5選手の今後の活躍に期待したいと思います。皆さんの考える”活躍の方程式”はいかがでしょうか??

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