由伸二世・甲子園V右腕〜社会人野球へと進んだプロ注目選手5人の現在
- 2016/7/7
- アマチュア野球
- 由伸二世・甲子園V右腕〜社会人野球へと進んだプロ注目選手5人の現在 はコメントを受け付けていません
高校・大学時代から注目を浴びるも、社会人野球で己を磨く
高校時代は甲子園出場、名門大学でレギュラー。高校・大学時代からスカウトから注目されながらも、プロに進まなかった選手たちを紹介します。どの選手も、社会人野球という高いレベルの野球でさらなる高みを目指しています。
スポンサードリンク
田嶋大樹 佐野日大→JR東日本 投手
次々と名門倒しセンバツ4強入り!JR東日本で力磨き、ドラフト上位候補左腕に
- 佐野日大高では1年秋から背番号11でベンチ入り。2年夏に作新学院戦で先発し、11奪三振を記録しました。2年秋に栃木県大会7試合で、55回52奪三振5失点の快投で、栃木王者に輝き、関東大会4強入り。
- センバツでは、初戦の鎮西戦で最速145キロをマーク。さらに、キレのあるスライダーとのコンビネーションで毎回の12奪三振無四球完封の好投を見せました。2回戦では智辯学園の岡本拓真選手(巨人)を1安打2三振に抑えて勝利。準々決勝では明徳義塾相手に苦しみながらも11回被安打9、5失点で完投勝利を挙げました。
- 高校卒業後はJR東日本に進みました。JR東日本では、1年目から公式戦に出場し、14試合48回3分の1を投げて防御率3.72を記録。社会人代表としてアジア選手権にも出場を果たしました。肘を柔らかく使った独特のフォームからキレのある球を放ります。
畔上翔 日大三→法大→ホンダ鈴鹿 外野手
日大三全国制覇&法大でキャプテン!社会人でも強豪へ
- 日大三高では3度甲子園出場を経験しました。3年センバツでは、1試合6安打で大会タイ記録をマークしたミートセンスの優れた左打者です。3年夏には主将としてチームをまとめ上げ、夏の甲子園優勝に大きく貢献しました。
- 法大進学後は、1年目からリーグ戦に出場。3年春にレフトで規定打席に到達し、打撃10傑入りを果たしました。3年秋から4番としてチームを引っ張り、4年時は法大主将ととしてチームの中心となりました。
- 2015年秋に打率2位、ベストナインに選出されました。ドラフト会議では、プロ志望届を提出するも指名漏れとなり、再びプロを目指してホンダ鈴鹿に進みました。
スポンサードリンク
吉永健太朗 日大三→早大→JR東日本 投手
社会人で一から鍛え直す!甲子園全国制覇のエース右腕
- 日大三高では、2年秋に東京大会、神宮大会優勝を果たし、3年センバツ4強入り、夏の甲子園では49回3分の2を投げ、59奪三振をマーク。伝家の宝刀シンカーと最速149㌔の直球を武器に甲子園優勝に大きく貢献しました。甲子園後は、日本代表のエースとしても活躍し、アジア全勝優勝に貢献。
- 高校卒業後は早大に進学し、1年春にいきなり、4勝無敗、43回3分の1を投げて40奪三振、失点6で防御率1.25の防御率1位をマーク。1年目から投手三冠を達成し、全日本大学野球選手権ではMVPに選出され、高校と大学で日本一を達成しました。
- しかし、2年時からフォームが定まらなくなったのと、右肘の故障、打席でスイングした際の脇腹負傷により、ベストの投球フォームを取り戻すことができず、プロ入りを断念。JR東日本に進み、フォーム改善、キレのある直球と宝刀シンカーを武器にプロ入りを目指します。
糸原健斗 開星→明大→JX-ENEOS 内野手
抜けていればサヨナラ打!超ファインプレーに阻まれたスラッガー
- 開星高時代は1年時からベンチ入り。秋に1番打者として打率.429をマークし、島根大会準優勝、中国大会4強入りに貢献しました。谷繁元信選手の持つ中国大会記録を更新する9打席連続安打を記録しました。2年秋には打率.450、本塁打5本と大暴れで神宮大会に進出。
- 3年夏の甲子園初戦の仙台育英戦、1点ビハインドの9回裏2死2.3塁のサヨナラのチャンスで、143キロの直球を左中間に弾き返しサヨナラかと思われましたが、これを仙台育英のレフトがダイビングキャッチする超ファインプレーで試合終了。伝説の攻防となりました。
- 高校卒業後は明大に進み、3年春はセカンド、サードで出場し、優勝に貢献。サードでベストナインを獲得しました。続く3年秋にも連続ベストナインを獲得。プロ志望届は提出せず、JX-ENEOSに進みました。ENEOSでは、1年目から3ポジションで出場し、打率.330打点14をマークしています。
谷田成吾 慶應高校→慶大→JX-ENEOS 外野手
社会人から虎視眈々とプロ入り狙う「由伸二世」
- 慶應高では、慶應史上初となる1年生4番に抜擢され、3年春に県大会優勝を果たしました。3年春の県大会準々決勝で、筒香嘉智選手に並ぶ69本塁打を記録。3年夏は4回戦で敗退も、大会後に日本代表に選出され、7番ファーストでアジア選手権優勝に貢献しました。
- 高校通算76本塁打を引っさげ、慶應義塾大に進学。2年時からは主に3番4番を務め、3年春には、打率.320、4本塁打でベストナインに選出されました。現立大のエース 澤田圭介選手、当時明大で活躍していたオリックスの山崎福也選手からホームランを記録しています。
- 歴代12位となる大学通算15本塁打をマークし、逆方向にも長打が打てる左の強打者として注目されながらドラフト会議ではまさかの指名漏れとなりました。大学卒業後はJX-ENEOSに進みました。チームの主軸の4番として活躍を見せており、プロ入りを目指します。
牙を磨いてさらなる高みへ
惜しくもプロからの指名がなかった選手、未熟さに気づき自らプロを選ばなかった選手、そんなダイヤの原石達は現在、社会人野球で着々と力をつけています。
社会人からの指名となると、将来性というより即戦力での指名になりますが、彼らならプロのステージでも大きく輝けると思っています。社会人野球・プロでの活躍に期待しましょう!
スポンサードリンク
記事のシェアありがとうございます!
いいね!して
いち早く記事を読もう!
▼ ▲
G-TIMESベージに[いいね!]しよう!