ようやく掴んだ夢舞台への切符!高校野球 「悲願の甲子園初出場」エピソード4選
- 2016/7/12
- 高校野球
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悔しさの数だけ、喜びは大きく
甲子園まであと一歩の所まで何度も迫りながらも、涙を飲んだ数多く高校。そして、その悔しさを糧に、ようやくその「一校」の座を射止めた高校。各地区で一校のみが手にすることの出来る甲子園への出場権。どの高校も甲子園への想いは強くありますが、これまでの悔しさの数から、夢舞台への切符を「悲願の末に掴んだ」と、呼ぶにふさわしいと特に言える高校があります。今回は、「悲願の甲子園初出場」エピソードを紹介します。
2015年 茨城 霞ヶ浦
7年で5回決勝進出も甲子園を逃し続けた霞ヶ浦。6回目であと1勝の壁破る!
7年間で5度、夏の茨城大会決勝に進出しながら、あと一歩のところで甲子園を逃し続けた霞ヶ浦高。「霞ヶ浦の呪い」と言われるほどでした。
夏の茨城大会決勝の成績
2008年 常総学院 3×-2 霞ヶ浦
2010年 水城 11-0 霞ヶ浦
2011年 藤代 6×-5 霞ヶ浦
2013年 常総学院 4×-2 霞ヶ浦
2014年 藤代 12-3 霞ヶ浦
5度の決勝敗退のうち、3度がサヨナラ負けと悔しい敗退となっています。その霞ヶ浦が2015年夏の茨城大会を勝ち抜き、悲願の初優勝を遂げました。8年で6回目の決勝進出でようやく掴んだ初優勝。
この年は、霞ヶ浦エース右腕綾部翔選手(DeNA)と変則左腕 安高颯希選手の二枚看板が軸となり、安定した力を見せました。ついに壁を破った霞ヶ浦。今後は追う立場は追われる立場に変わるでしょう。どんな戦い方を見せてくれるでしょうか。
2015年 東東京 二松学舎大附
夏の東東京決勝に10度進出しながら、あと1歩が届かなかった。一昨夏ついに悲願達成!
2015年夏、甲子園球場初出場初勝利を果たした二松学舎大附。その裏には涙を飲み続けた歴史がありました。
夏の東東京大会決勝
第53回 ○日大一 12-2 二松学舎大附●
第56回 ○城西大城西 5-2 二松学舎大附●
第62回 ○早稲田実業 10-4 二松学舎大附●
第66回 ○日大一 3-1 二松学舎大附●
第74回 ○帝京 10-2 二松学舎大附●
第80回 ○帝京 8-3 二松学舎大附●
第84回 ○帝京 6-3 二松学舎大附●
第85回 ○都立雪谷 5-0 二松学舎大附●
第86回 ○修徳 3-2 二松学舎大附●
第95回 ○修徳 13-6 二松学舎大附●
第96回 ○二松学舎大附 5-4 帝京●
第96回大会で初優勝を果たすまでに、なんと10度東東京大会決勝で敗れていました。ようやくジンクスを破った二松学舎大附。一つの壁を越え、今後の活躍が一層楽しみですね。
2015年 広島 広島新庄
4度目の正直で甲子園切符掴む!悪夢の0行進脱出し初出場!
過去3度、夏の広島大会決勝に進みながら、あと1歩で敗れてきた広島新庄。2015年ようやく優勝を果たし、甲子園初出場を掴みました。
広島新庄の決勝成績
2011年 如水館5-2広島新庄
2013年 瀬戸内1-0広島新庄
2014年 広陵2-1広島新庄
2015年 広島新庄3-1市呉
2013年は、現在、巨人で活躍を見せている広島新庄のエース左腕 田口麗斗選手と現在ドラ1候補に挙がる右腕 山岡泰介選手の投げ合いで、1戦目は延長15回0-0と決着付かず、2戦目で瀬戸内が広島新庄を1-0で破ったゲームで、伝説の再試合と話題になりました。
2014年は幸先良く先制したもののその後は前年を思わせるかのような0行進で、優勝を逃しました。2015年に好左腕の堀投手を擁してようやく初出場を果たしました。
2013年 奈良 桜井高校
奈良3強の牙城崩れた2013年夏。奈良を制したのは初出場チーム!
奈良は2013年に桜井高が初出場するまで、44年間智辯学園・天理・郡山の3校が夏の甲子園出場を争っていました。逆に言えば、この3校以外のチームは44年間涙を飲んできたというわけになります。
しかし、2013年の奈良大会は大波乱の年となりました。3強の内の1強である郡山は2回戦で奈良大付に敗れ、早々と姿を消しました。奈良大付はさらに、3回戦で天理を撃破します。これで残りは智辯学園一校となりました。
準々決勝では立田将太投手擁する大和広陵が智辯学園を破り、3強が準々決勝まだに姿を消しました。そして、大会を制したのが「人間力」野球を掲げ、勝つことより礼儀を重んじている事で知られる桜井高でした。
まだまだある悲願の甲子園初出場エピソード
2016年はどんなドラマが待っている?
必ずしも本命、名門が勝つとは限らず、「絶対」というのがないのが高校野球です。名門校を次々と撃破して初出場を決めるチーム、ノーシードからの甲子園出場チーム、どのチームにも可能性が秘められています。
また夏がやってきます。第98回全国高校野球選手権大会・地方大会。高校野球は「暑い」ではなく「熱い」と言えるでしょう。各地区、甲子園出場を勝ち取れるのはたった1チーム。今夏はどんなドラマが待ち受けているのでしょうか。
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