高校野球『関東左腕四天王』でセンバツ・夏の甲子園で輝くのは一体誰だ!?
- 2016/3/24
- 高校野球
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2016年の関東地区は全国屈指のサウスポー王国
- 2015年センバツ準々決勝で大阪桐蔭相手に熱投を演じた常総学院の鈴木昭汰投手
- 夏の甲子園準々決勝で優勝した東海大相模相手に好投した花咲徳栄の高橋昴也投手
- 秋に関東制覇した木更津総合の早川隆久投手
- 二松学舎大附の絶対的エース左腕大江竜聖選手
この4人が『関東左腕四天王』と言われており、2016年のドラフト候補にも名を連ねています。
”剛”の大江/高橋 – ”柔”の鈴木/早川
4投手共に剛と柔を兼ね備えた投球ができますが、特に強みとなっている部分から2つのタイプに分けてみました。”剛”の大江投手・高橋投手は最速140キロ超えの直球と決め球をしっかり持っています。”柔”の鈴木、早川は抜群の制球力とピンチでも冷静で、失点が計算できる強みを持っています。4投手全てタイプが違うことに注目!
持ち味はナチュラル直球?!:木更津総合 早川隆久
早川投手は、球の出所が見にくいコンパクトなフォームから繰り出されるキレのある直球とカーブ、2種類のスライダー、チェンジアップと多彩な変化球のコンビネーションで相手打者の狙いを絞らせない投球が光ります。
直球でも変化球でも勝負できる、本格派と技巧派の二つの顔を持つ安定感抜群の左腕です。さらにこの早川選手の直球は、相手チームが思っているより球速が、出てたり出てなかったりという球を放ります。これも一つの大きな武器になるのではないでしょうか。
フォークの精度の高さは関東一:花咲徳栄 高橋昴也
高橋投手は、最速145キロの直球よりも、キレのあるフォークに自信を持っています。昨夏でもスライダーやフォークの変化球で試合を作り、要所で140キロ超えの力のある直球を見せました。一冬越えて下半身がパワーアップし、十分直球でも勝負できる投手で、夏には大台の150キロ超えもあるでしょう。
フォークという決め球を持っていることで直球が活きてきます。夏には直球で押せる剛腕になって欲しいと期待を込めて”剛”とさせてもらいました。
2015年センバツ8強左腕:常総学院 鈴木昭汰
鈴木投手は、エースナンバーを背負って間もない1年秋の華奢な姿はもうありません。冬場のウエートトレーニングと食事で身体作りを徹底し、昨年より7キロアップ。直球に磨きがかかり、狙って四隅を狙える制球力を身につけました。4投手の中で1番進化しているのではないでしょうか。
最速143キロの直球に、キレのある縦のスライダー、シュート、ツーシームで、相手打者の狙いを絞らせません。直球と変化球のコンビネーションで、三振を取りに行くスタイルと直球やシュート、ツーシームを低めに集め、打たせて取るスタイルを合わせ持ち、四天王一完成度が高い左腕でしょう。
夏に悔しさをぶつける四天王最速左腕:二松学舎大附 大江竜聖
4投手の中で唯一センバツ出場を逃した大江投手は、四天王最速の148キロをマーク。昨秋は関東一にこそ敗れましたが、東東京大会2回戦で「スーパー1年生清宮幸太郎選手擁する早稲田実業相手に、延長10回で12奪三振1失点で完投勝利。続く3回戦でも名門 日大三相手に、被安打5・1失点の完投勝利。
大会では決勝まで計654球で全5試合を完投し驚異のタフネスぶりを見せました。
ナンバーワンが決まるのは夏
4投手中3投手がセンバツ出場を決め、出場を逃した大江投手は、すでに夏に切り替えています。センバツ出場を決めている3投手は仕上がりが順調であれば、甲子園のマウンドに上がる投手たちの中でも間違いなく際立った存在となるでしょう。打線次第では優勝も狙えてくるのではないでしょうか。
しかし、本番は夏であり、最終的に仕上げて欲しいのも夏。センバツに照準を合わせ、夏に調子が落ちてしまっては意味がありません。夏を見据えての投球を心がけて、四天王全員が夏の甲子園、そして上のステージでも投げ合うのを楽しみにしています。
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