ダルビッシュやオコエだけじゃない?活躍するハーフの野球選手に注目してみた
多様化してきた日本スポーツ界
甲子園では、ナイジェリア人の父を持つ関東一高のオコエ瑠偉選手が、飛び抜けた身体能力を武器に大活躍をしていますね。ハーフのプロ野球選手といえば、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ選手が思い浮かびますが、陸上ではハキーム・サニブラウン選手が7月の世界ユース選手権でウサイン・ボルトの200m大会記録を上回る記録をマークしたことなど、何かと注目を集めています。過去から現在に至るまで、ハーフのプロ野球選手を上げてみたいと思います。
メジャー移籍や引退した選手
ダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)
現在はテキサス・レンジャーズに所属。父親がイランの元サッカー選手です。ハーフでかつ父親もスポーツ選手という家系がメジャーでも屈指の投手を生んだのですね。
衣笠祥雄(元広島東洋カープ)
言わずと知れた元祖鉄人として2215試合連続出場という当時の世界記録を樹立しました。国民栄誉賞の受賞や野球殿堂入りを果たしています。父親がアフリカ系アメリカ人です。
伊良部秀樹(元ニューヨーク・ヤンキースなど)
残念ながら他界されてしまいましたが、ヤンキースなどで活躍した伊良部投手も父親がアメリカ人です。メジャーリーガーも唸らせた速球が懐かしいですね。
マイケル中村(元日本ハムファイターズなど)
日本での登録名はMICHEALでした。2006年には日本ハムでセーブ王に輝くなど、リリーフ投手として活躍し、2012年に引退後はオーストラリアに移住しています。母親がヨーロッパ系オーストラリア人です。
日本プロ野球で現役の選手
山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)
2015年セリーグの新人王候補で、セーブ数の新人記録の更新が期待される山崎投手は母親がフィリピン出身です。昨年亜細亜大学からドラフト1位で入団し、9試合連続セーブや月間10セーブなどの新人記録を樹立しています。
乙坂智(横浜DeNAベイスターズ)
現在売り出し中のDeNA期待の若手外野手です。横浜高校で活躍し、2011年ドラフト5位でDeNAに入団しました。父親がアメリカ人です。
戸根千明(読売ジャイアンツ)
巨人のルーキー戸根投手も母親がフィリピン出身です。昨年日本大学からドラフト2位で巨人に入団しました。現在34試合に登板するなど、貴重な巨人の中継ぎ左腕として活躍中です。
九里亜蓮(広島東洋カープ)
九里投手は父親がアメリカ人です。一昨年のドラフト2巡目で、亜細亜大学から入団しました。昨年は開幕から先発ローテーションの一角に起用されました。今年も先発起用を任されており、カープでこれからを期待される若手投手の一人です。
スポーツに出自は関係ない
スポーツではやはり大きな体格や高い身体能力は有利に働きます。伊良部投手は、幼少の頃にハーフということで偏見を持たれたことを語っていましたが、従来の閉鎖的な日本ではよほど珍しかったのでしょう。それでも徐々にそうした先人たちが結果を残し認められるようになることで出自に関係なくその能力を発揮できる環境が整ってきていることも、こうして活躍するハーフの選手達を見ることができる一因かもしれません。これからは出自に関係なく高いパフォーマンスを発揮する選手がどんどん誕生して、日本野球界全体を底上げし盛り上げていって欲しいですね。
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