【ドラフト候補】高校で甲子園出場!大学で日本代表!スケールアップした実力派5選手を紹介
元スーパー1年生や春夏連覇エースに隠れた実力派ピッチャーも
甲子園でも活躍した選手たちは、大学で着々と実力をつけ、2016、17年のドラフト候補に名乗りを上げています。今回は、高校では甲子園に出場し、大学では日本代表にも選出された実力派5選手を紹介します。
横浜のエースらしい精度の高い投球により磨きがかかり、ドラ1候補へ
柳裕也:横浜→明大
横浜時代は、2年センバツで3回6奪三振1失点で甲子園デビュー。2年夏の県大会は34回3分の2を投げて、6失点と背番号10ながらエース級の活躍を見せました。センバツ優勝の東海大相模を先発し、1失点の好投、甲子園でも2試合先発しています。3年センバツではエースナンバーを背負い、初戦の高知戦で完封しています。夏の県大会では準々決勝で松井裕樹選手擁する桐光学園に敗れ、最後の夏の甲子園出場はなりませんでした。
明治大に進学し、2年秋には防御率2.21をマークし投手ベスト10入り。3年春にエースとなり、3年秋にはベストナインを受賞しました。国際大会でも好投を見せており、アメリカ戦で5回途中1安打8奪三振無失点、韓国戦で6回2安打10奪三振無失点と圧巻の投球でした。高校時から定評のあった高い制球力と大学で磨き上げた最速150キロの球威抜群の直球で、プロへ一直線です。
スーパー1年生と言われた甲子園から早6年。大学で再び脚光を浴びた右腕
田村伊知郎:報徳学園→立教大
2010年、夏の甲子園で力のある140キロ台の直球を投げ込む1年生がいました。そう、報徳学園の田村選手です。報徳学園の背番号11でベンチ入りし、夏の甲子園で4試合に登板。当たり前のように140キロ台を投げ込み、手元で浮き上がってくる伸びのある直球は1年生の投げる球とは思えませんでした。春夏連覇をした興南戦でも登板し、1失点も後続を抑えました。
立教大では3年秋からようやく頭角を現し、4年春では4勝をマーク。最速150キロにまで伸ばした直球を武器に、立教大の2番手右腕として、5シーズンぶりのリーグ2位に貢献しました。4年目でついに、日米大学野球選手権の日本代表に選出された田村選手。高校時、スーパー1年生として脚光を浴びた右腕が再びドラフト候補として、上のステージに突き進みます。
高校時は打って投げての二刀流。打撃センス溢れる好打者としてプロを目指す
佐藤拓也:浦和学院→立教大
高校時は背番号1を付けながら、高いミートセンスを誇り、3番投手を任せられた選手。甲子園には3度出場し、3年春のセンバツでは、春夏連覇の大阪桐蔭をもっとも苦しめたチームとして知られています。明治神宮大会では吉永健太朗選手からヒット、センバツでは藤浪晋太郎選手からヒットを放ち、打者としての存在感が非常に大きい選手です。また、高校時代にも18U世界選手権に代表選手として出場しています。
立教大では野手一本で勝負。1年秋からレフトに定着し、早稲田大学の吉永健太朗選手からホームランを放っています。2年春では、最多タイ21安打、打率.404でベストナインを獲得。後に、日本ハムにドラフト1位指名を受ける有原航平選手から右中間三塁打、同じく日本ハム1位指名を受ける上原健太選手から右中間3点三塁打を放っています。大学日本代表にも選出され、日本代表の1番として切り込み隊長を担いました。
藤浪を支えた2番手右腕。大学で輝く!
沢田圭佑:大阪桐蔭→立教大
大阪桐蔭では1年秋からベンチ入りも、藤浪晋太郎選手の存在もあり、エースの座は掴めませんでしたが、甲子園春夏連覇は、沢田選手無しでは達成できなかったと言えるほど活躍を見せた選手。3年センバツでは準々決勝の浦和学院戦で先発し、5回1失点の粘投で連投の藤浪選手を休ませました。夏の大阪大会決勝でも打ち込まれた藤浪選手をカバーするように、履正社打線を抑え優勝に貢献。夏の甲子園では済々黌戦で先発し、9回2失点完投の好投を見せています。
立教大では1年時から出場を果たし、初先発の明大戦で9回無失点の好投。2年秋に5勝、防御率1.11でベストナイン初受賞。6シーズンで52試合に登板し、通算18勝13敗、防御率2.08の好成績を残しました。最速149キロの直球と多彩な変化球、高い制球力を持ち、さらなる上のステージでは藤浪選手と投げ合えるような選手になれる選手です。
走って50m5秒8、打っても首位打者を獲得するセンス抜群の九州のスピードスター
島田海吏:九州学院→上武大
中学時代は陸上100メートルで県大会優勝の脚力を持つ俊足。九州学院では1年秋からレギュラーで、2年センバツで甲子園デビュー。初戦の女満別戦では2安打のうち1安打が内野安打。一塁到達4.08秒。3年夏の甲子園出場はなりませんでしたが、3試合で9打数6安打2打点をマークしています。
上武大へ進学し、2年春からセンターでレギュラーを獲得しました。全国大会には3度出場しており、打率.313の好成績を残しています。通算32試合、打率.350、22打点、18盗塁の好成績をマーク。50メートル5秒8、一塁到達タイム3.9秒台から4.0秒台の俊足と高打率をマークする打撃センス、脚力を生かした守備も良く、3年生で大学日本代表候補に選出されるほどになりました。
甲子園出場選手は大学でも活躍する選手が多い傾向
甲子園優勝とまではいかなくとも、甲子園で一際目立っていた選手や自分の武器を一つしっかり持っている選手は、大学に進んで一回り大きくなる選手が多い印象があります。その中でも紹介した5選手の、柳選手は“制球力”、田村選手の”球威”、佐藤選手の”ミート力”、沢田選手の”安定感”、島田選手の”走力”。5選手全員が何か一つ自分の武器をしっかり持つことによって、自分の目指すべきものが明確になり、プロへのステージが開かれるのではと思います。
5選手の動向に期待です!
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