未来の野球はどうなる!?コンピューター審判が試合をジャッジ!?

  • 2016/1/9
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ストライク/ボール を全てコンピュータ判定?!

2015年7月28日、独立リーグのサンラファエル・パシフィックスの試合で、人間の球審を置かずに、コンピューターが『ストライク/ボール』の判定を行いました。『コンピュータ審判』という史上初の試みには、どのような技術と背景が隠されていたのでしょうか。

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審判を評価する仕組みを応用

今回のコンピューター審判を支えたのが、近年野球界で使用されているトラッキングシステムによる『PITCHf/x』です。このトラッキングシステムによって、球場に設置されたカメラやレーダーでボールの動きを追い、投球の軌道や回転数、変化量を記録しています。このシステムメジャーリーグの本拠地30球場全てに設置されており、導入当初は球審の判定精度を評価するシステムとして使用されていました。

これまでグラウンドでの判定に対して『PITCHf/x』による判定が反映される事はありませんでしたが、今回の試合では『PITCHf/x』の判定を全球に対して反映。キャッチャーの巧妙なキャッチングにも、インコースの投球に対する打者のオーバーアクションにも動じず判定を行う「コンピューター審判」が実現されました。

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正確な判定を目指す近年のメジャーリーグ

メジャーリーグでは、2008年に『ビデオ判定』が一部のプレーに対して採用され、2014年には『チャレンジ制度』が導入されました。このように正確な判定を望む動きが年々活発化しており、今回の「コンピューター審判」はその流れに乗ったと言えるでしょう。

 

将来的には全てコンピューターが判定になる!?

今回は投球の判定のみ試験的に導入されましたが、フォースプレーやタッチアップのスタートなどの判定も現在のトラッキングシステムの技術で判定可能となっています。『コンピューター審判』が進化を遂げ、試合における様々な判定に対応し、いつの日かジャッジは全てシステムの機能によって判断する…なんて時代が来るかもしれません。

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