意外?!『甲子園史上最高のセカンド』守備で魅せた町田友潤は実は守備が苦手だった!?
”セカンドに打ってしまえば望みはありません!”
高校野球の中継で、このように実況された守備。常葉菊川の町田友潤選手の名前は、高校野球ファンなら知らない人はいないのではないでしょうか。
しかし、そんな町田選手は最初から守備が上手かったわけではありませんでした。
実は守備が苦手だった?甲子園前はどんな選手だったのか
見た者誰もが魅了されるほどの圧巻の守備力を誇り、チームを救うファインプレーで何度も甲子園を沸かせた町田選手。バッティングで甲子園を沸かせる選手はいますが、守備だけで甲子園を沸かす選手はそうはいません。
そんな町田選手ですが、1年生の時の秋の大会では、なんと7つもエラーをしていたそうです。2つ、3つならとにかく、7エラーは、当時守備が苦手だったのでしょう。
野球で最も重要なポジションは”セカンド”と言う指導者もいるほど、セカンドは重要であり、チームの要です。いかにして、町田選手はこれほど守備力を向上させたのでしょうか。
何百本、何千本のノック、練習で掴み取ったセカンドのレギュラー
1年秋の公式戦で7エラーをした町田選手。これだけエラーを犯せば、まだ高校生という若さもあり、選手自身のメンタル面でもかなりダメージを受けそうですが、町田選手は違いました。
大きな失敗を力に変えて、ひたすら守備練習に時間を費やし、春夏4度の甲子園出場に貢献しています。
2年春のセンバツ決勝では、”恐怖の2番打者”としてもホームランを放ち、チームもセンバツ優勝しています。
努力の末に掴んだ守備力は、今なお現役選手のお手本
早稲田大学に進学するも中退し、社会人ではヤマハに所属。腰の怪我で残念ながら現役を退いている町田選手ですが、今でも語り継がれ、動画で紹介される彼の守備は間違いなく、今でも内野を守る現役高校生、中学生、小学生にとってお手本のような存在と言ってもいいでしょう。
”失敗は成功の元”
”努力した者は報われる”
誰でも1度は聞いたことがあるこの言葉を、町田選手は実現しました。1年秋の7エラーの悔しさがなければ、これほどの選手にはなっていなかったのかもしれません。
屈辱を力に変えて、何千本、何万本とノックを受け続けて、今や二塁手の鏡となり、甲子園という大舞台で、”抜けた!”と誰もがヒットを確信した打球をあっさりと処理し、アウトにしてきました。
町田選手は、三振の山を築く投手でもなく、ホームランを量産するスラッガーでもありません。
二塁手というポジションで、センター前やライト前に抜けそうな難しい打球を、当たり前のように処理し、その華麗な守備でチームを何度も救いました。
その守備力だけで”ドラフト指名確実”と言われ、今もファンの心に焼き付いている町田選手。野球を知らない人でも引き込まれるその華麗な守備は必見です。
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