記憶に残る『猛虎』戦士!80/90年台の阪神タイガースの個性派選手
- 2016/4/21
- プロ野球
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あなたの印象に残るお気に入り選手は?
2016年、阪神タイガースは日本中が湧いた1985年以来、31年ぶりの日本一を目指します。今回は、1980年台~1990年台に活躍した阪神タイガースの個性派選手3人をご紹介します。
橋渡し役としても優勝に貢献!代打屋・川藤幸三
川藤幸三といえば代打専門のイメージでしょうか。
ファンからのヤジで
「川藤を代打に出せ!」
「”代打 川藤”」
「ホンマに出してどないすんねん」
というCMが出るほどの人気キャラクターでした。
優勝した1985年、常にベンチ入りし、代打で28打数5安打の成績を残しました。その役割は選手と首脳陣の橋渡し役としてです。日本中にブームを巻き起こした三冠王のランディー・バースとは将棋を通じてコミニュケーションを取り、代打の起用法でコーチや監督に進言するなど貴重な裏方としての役割をこなします。時にはコーチや監督と喧嘩もしますが、「その偉そうにしている態度でいい」と大先輩である藤村富美男さんに言われて報われたとも語っています。川藤選手が選手として嫌われ役、橋渡し役をしっかりこなすことで1985年の日本一に繋がったとも言えるのではないでしょうか。
- 日本通算成績:771試合/打率.236/16本塁打/108打点(19年間)
バースの次にやってきたお騒がせ助っ人!セシル・フィルダー
2年連続三冠王を獲得したランディー・バースの次にやってきた外国人助っ人がセシル・フィルダー選手です。バース選手の活躍度が突出していただけにファンのフィルダー選手へ対する期待度も高まりました。開幕すると豪快なスイングは、さすがメジャーリーガーとファンを唸らせるものでした。3打席連続本塁打を放つなど9月半ばまで期待通りの大活躍を見せてくれます。しかし、空振り三振をした腹いせにバットを叩きつけ、そのバットの跳ね返りを小指に受けて骨折し、そのまま帰国となってしまいます。「大型扇風機」「荒熊」とニックネームを付けられたりと、外国人選手の中では人気がありました。しかし、オフの契約交渉がうまく行かずに3試合に1本は本塁打を放つ大砲でしたが日本を去ってしまいます。息子のプリンス・フィルダーがテキサス・レンジャースの主砲として現在活躍しています。
- 日本通算成績:106試合/打率.302/38本塁打/81打点(1年間)
元祖・『持ってる』男!新庄剛志
1992年に同僚の亀山努選手と”亀新フィーバー”を巻き起こした新庄剛志選手も個性が強いキャラクターで人気者でした。メジャーリーグに行くくらいの実力を持っていましたが野球の実力よりも様々なネタでファンを楽しませてくれた印象が強いです。
「野球に対するセンスが無いって見切った」
と突如引退宣言をしたり、大谷翔平投手より15年ほど早く二刀流に挑戦したり、5年12億の契約を蹴って2200万というメジャー最低保証額でメッツに移籍したりと上げればきりがないほどです。
お騒がせキャラとして定着していた新庄ですが、ファンからはこの頃から愛されていました。その愛される理由は、ファンサービスを常に念頭に置き、ファンが楽しむ発言を心がけていたことでしょうか。そして何よりも新庄自身が野球を好きだったからでしょう。
野球が上手な選手はたくさんいますが、このようなキャラクターは今後もなかなか出てこないかもしれません。プロ野球界に愛されるキャラクターが出てくることを期待します。
- 日本通算成績:1411試合/打率.254/205本塁打/716打点
- MLB通算成績:303試合/打率.245/4本塁打/100打点
開幕から猛ダッシュ
金本新監督の「超変革」をスローガンとして新生阪神タイガースが開幕から飛ばしてます。ルーキーの高山俊選手やベテランの福留孝介選手が活躍し、投打そして若手とベテランがうまく咬み合っています。そのなかから川藤選手のような橋渡し役、新庄選手のようなお調子者、フィルダー選手のような頼れる大砲が出てくるでしょうか。ピースが揃った時に1985年以来の日本一が見えてくるかもしれません。
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