大谷翔平選手の騒動を受けて大注目?!
最近プロや高校生のバッターが『リストガード』なるものを装着してスイングをしているのをよく見かけます。あれはいったい何の効果があるのか、気になっていた方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はリストガードについて、どのような効能があるのか、を大きく分けて2つの観点から探ってみたいと思います!
1.手首の衝撃の軽減
スイング時に手関節を安定させることで手首への衝撃を抑えます。スイングを繰り返していると手首の外側や内側に過剰なストレスが生じてしまい、手首の捻挫、腱鞘炎を起こしてしまうことがありますが、そのストレスを抑制します。右バッターであれば左手に、左バッターであれば右手に着けるのが通常ですが、スイングの特徴によっては逆の手や両手に着ける選手もいます。硬式ボールの力のある直球にも、強烈なインパクトに負けずに力強いスイングを心掛けることが出来ます。
2.バッティングフォームの矯正効果
バッティングで手首をこねてしまう場合には、その矯正目的でリストガードを使用する選手もいます。また、リストガードはテーピングよりも強く広範囲に巻けるため、守備の時には外す事も出来るので攻守交替時の着脱も便利です。
とはいっても、スイングの基本が出来ていない選手が着用することは、逆に固定的な支点が増えてしまってバットを無理やり操作しようとしてしまいます。
スイングの基本が出来ていない打者がこういった本質を理解しないで手首を固定してしまうと後者のようにスイングに無理が生じてしまい、バッティングを崩してしまう可能性がありますので注意が必要です!
ちなみに大谷選手の騒動で問題になったのは『手甲ガード』
大谷翔平選手が2014年シーズンから使用していた手甲ガードが、当時ルールで認められていないものでしたがシーズン中は違反を指摘されず、シーズン終了後、球団からの事後報告で判明し、他球団から反発の声が上がるという騒動が起こりました。
二刀流の大谷選手にとって大事な右手。そして左打者で右手を投手側に出さなければならない彼としては、死球で故障をしてしまう可能性を少しでも減らすためという備え。この騒動では大谷選手が目立ちましたが、その他大谷選手以外にもロッテの今江選手らも使用していました。
ケガなく楽しくプレーしよう
野球はノンコンタクトスポーツ(サッカーやラグビーは選手同士の体がぶつかり合うコンタクトスポーツ)で、何かにぶつかったり引っかかったりすることのケガは本来避けるべきものです。ケガなく長く楽しめる生涯スポーツとしての野球と考えると、防具は選手を守るためとして必要ではないかと考えます。
今週末の試合もケガなく楽しく、野球を楽しみましょう!
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