魔球の使い手!日本プロ野球界のナックルボーラー4人を紹介
- 2016/4/26
- プロ野球
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実はあの現役守護神も持ち球に?!
魅惑の魔球のひとつにナックルがあります。日本ではナックル姫こと吉田えり投手が有名でしょうか。メジャーリーグだとR.A.ディッキー投手の名前が上がります。日本プロ野球ではだれが投げていたのでしょうか?ここで日本プロ野球界でナックルを操っていた投手をご紹介します。
大家友和(BCリーグ福島ホープス)
横浜から海を渡り、メジャーリーグでも活躍した大家友和投手。現在は、BCリーグの福島ホープスに所属しています。横浜時代、メジャーリーグ時代。そして帰国後の横浜時代はナックルを使ってませんでしたが、BCリーグに入団後はナックルを軸とする投球スタイルに変更します。これは肩の手術の影響もあり、かつてのように速球のスピードが出なくなり、どのように打者を抑えるかを試行錯誤した上での結果でした。レッドソックス時代にナックルボーラーのジャレッド・フェルナンデス投手と同僚だったことが影響しているかもしれません。BCリーグ初年度となる2013年は、富山サンダーバーズで7勝7敗の成績を残します。
翌2014年は米を目指し、トロント・ブルージェイズのマイナー組織のスプリングトレーニングに参加します。残念ながら契約には至らず、アメリカの独立リーグで1年を過ごします。7勝12敗という成績を残し、日本に戻ってきました。2015年は富山サンダーバーズ、福島ホープスと日本のBCリーグを渡り歩きますが、4勝5敗 防御率7.13。進退をかけることになる2016年、復活が期待されています。ナックルをメインの球種として扱う日本人投手は現在、大家投手しかいません。ナックルボーラー最後の砦として大家投手に期待したいです。
- NPB通算:63試合/8勝17敗/防御率5.23(6年)
- MLB通算:202試合/51勝68敗1H/防御率4.14(10年)
- BC通算:36試合/11勝12敗/防御率4.83(2年)
前田幸長(千葉ロッテマリーンズ→中日ドラゴンズ→読売ジャイアンツ)
NPBで日本人としてナックルを武器にしていた投手は前田幸長投手が有名でしょうか。前田投手はロッテ、中日、巨人と渡り歩き、先発でも中継ぎでも活躍したタフネス左腕です。ナックルに少し変化を加えた独自のボールを投げていました。その独自のナックルで19年現役を続けた前田投手。故障知らずという印象がありますが、入団当時に左肩を痛めており慢性的に肩が痛かったといいます。その影響で独自のナックルを投げ続けていたのかもしれません。
- NPB通算:595試合/78勝110敗9S12H/防御率4.17(19年)
ジャレッド・フェルナンデス(広島東洋カープ)
広島カープに1年だけ在籍したジャレッド・フェルナンデス投手もナックルの使い手でした。ナックルの投球割合が90%近くと本格的なナックルの使い手でした。1年でカープを去りましたが、ロングリリーフ、先発と何でもこなすユーティリティーなピッチャーでした。
- NPB通算:30試合/3勝8敗2H/防御率6.04(1年)
山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)
「ハマの小魔神」こと山崎康晃投手の代名詞はツーシームですが、わずかですがナックルも投球バリエーションの中に入ってます。投球割合の約半分ずつをツーシームとストレートで分け合い、ナックルはわずか1%未満です。打者としては投げるかもしれないと頭に入れておかねばならないので厄介なのでしょうか。コントロールがつきにくい球種だからなのか、ツーシームに絶対の自信を持っているからなのか、ほとんど投げることはありません。球場やテレビで山崎康晃投手のナックルを見れたらラッキーかもしれません。
- NPB通算:58試合/2勝4敗37S7H/防御率1.92(1年)
現在、プロ野球ではほとんどナックルボーラーは生まれません。キャッチングが難しいことや盗塁を企図されやすいことが原因なのでしょうか。不安定なコントロールから、計算できる投手になるのが難しいとされる絶滅寸前のナックルボーラーではありますがBCリーグで大家投手に頑張ってもらいたいですね。
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