挑戦してみる価値アリ!?プロ野球の奇策・トリックプレー11選!
- 2016/6/3
- プロ野球
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名選手たちが編み出した絶妙な秘策
特大アーチ、豪速球、そんな超人的プレーが注目されがちなされがちなプロ野球ですが、一流選手だからこそ可能な超人的「奇策」も存在します。今回はそんなプロ野球トリックプレーを紹介します。
「ささやき戦術」野村克也
「奇策」の代名詞と言ってもいいこのプレー。この技は「詐欺師」こと達川光男選手へと継承されることになります。
【打者は困惑!?ミスターには通じず?ノムさんの『ささやき戦術』】
「ちょうちん打法」中利夫
「ストライクゾーンは打者の体格で決まる」という事を逆手にとり、低めの球には体を伸ばし、高めの球には体を縮めてストライクゾーンを操る打法。相手捕手が対策を練ろうとするほどに、やっかいな打法とされました。
「空タッチ」苅田久徳
タッチが間に合わないと判断すると口からタッチの音を出しごまかす。名二塁手と呼ばれた苅田選手はこの手法で何度もアウトを取ることに成功しました。
「背面投法」小川健太郎
テイクバックの動作の後に、背中側からボールを投げ打者の意表をつく投法。この投法は王貞治選手にカモにされた際に考えたもので、小川選手は「あくまで見せ球、ストライクには投げない」と決めていたそうです。
「赤星専用グラウンド」阪神園芸
赤星選手の盗塁を後押ししようと一塁付近の土を固めてスタートを切りやすいようにしましたが、当時の阪神に盗塁のできる選手は赤星選手しかおらず、俊足選手の揃った広島に走られまくったためすぐさま元どおりになりました。
「一歩前投法」江本孟紀
「ここぞ」という場面を迎えると、大胆にプレートから一歩前に出て投球。ただ時々バレてボークを取られていました。
「殺人スライディング」与那嶺要
ベースではなくカバーに入った野手に足を向けてスライディングしボールを落球させる。本人曰く「足の甲を使ってスネを蹴り上げるようにするのがコツ」とのことです。
「超スローボール」多田野数人
独特なフォームから打者が見上げるほど山なりな軌道の50km/h台の超スローボールを繰り出し、打者のタイミングをズラす。今のところ、空振りのストライクを取ることに何度か成功しています。
「現役総理大臣がスカウト活動」池田勇人総理
自身は広島出身でカープの後援会長。南海へ入団を決めかけていた広島商出身の山本一義選手に直接会い「故郷を明るくしてほしい。カープに入ってくれ」と懇願しました。その甲斐あって山本選手はカープに入団。初代ミスターカープとも呼ばれました。
「陸上オリンピック選手をドラフト指名」永田雅一オーナー
100m日本代表としてメキシコオリンピックに出場した飯島秀雄さんを代走のスペシャリストとしてドラフトで獲得。100m10秒1というタイムの持ち主でしたが、スタートやスライディングが上手くこなせず23盗塁17盗塁死という結果に終わりました。
ルールスレスレでも極めれば立派な技術
苅田選手の空タッチも、多田野選手の超スローボールも、プロ野球という過酷な世界を生き抜くため試行錯誤の中で生まれた「一流の技術」と呼ぶべきものです。
試合にアクセントを加え、ファンを喜ばせてくれる「トリックプレー」。今後はどんなプレーが現れるのか?プロ野球を観る際の楽しみの一つにしてみてはいかがでしょうか?