大波乱の戦国時代に突入!私学優位の時代が終わった2014年夏甲子園・埼玉県予選

  • 2014/8/12
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相次いで強豪校が敗退

2014年夏の甲子園初日。春のセンバツ覇者、そして史上8校目の春夏連覇を狙う龍谷大平安を下したのは、埼玉県代表の春日部共栄でした。そんな春日部共栄が制した埼玉県予選は今年、「波乱」と言われていました。相次いで強豪校が早々と敗退していったのです。

 

私学優位の時代

156校が甲子園の切符を書けて戦う、夏の甲子園の埼玉県予選。2000年以降、甲子園へと進んだ高校は全て私立高校でした。

  • 浦和学院 8回
  • 春日部共栄 2回
  • 花咲徳栄 2回
  • 聖望学園 2回
  • 本庄一 2回

中でも浦和学院は関東大会では2度の3連覇、2013年の春の選抜では優勝、2012、2013年の埼玉県予選2連覇と圧倒的な強さを誇っています。近年、埼玉では、私立の強豪校が甲子園への切符を独占していました。

 

戦国時代が始まった

ところが今大会。初戦で破れた花咲徳栄を筆頭に、聖望学園、2連覇中の浦和学院も4回戦を前に姿を消しました。決勝まで進んだ好投手上條擁した市立川越、夏の県予選2連覇中の浦和学院に競り勝った川口高校、本庄第一を破り、ベスト8まで勝ち進んだ蕨高校。激戦を勝ち抜き、優勝を果たし、甲子園への切符を掴んだのは春日部共栄でした。しかし、公立勢も私学勢に負けない勢いを見せた大会となりました。浦和学院を筆頭にした私学に触発され、埼玉県予選全体のレベルは年々上がってきてきました。さらには、今回の公立勢のさらなる躍進により、埼玉を勝ち上がるのはよりハードになるでしょう。

今年の県予選は決して「波乱」などではなく、「戦国埼玉」の幕開けだったのかもしれません。その先に、埼玉県勢初の全国の頂点も見えてくるのではないでしょうか。

埼玉を制し初戦を突破した春日部共栄の、今年の夏のさらなる活躍に注目です!

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吉田 将来

投稿者プロフィール

GiGAthlete inc. Marketing

2006年夏の甲子園決勝再試合。
斎藤佑樹投手に憧れ、早稲田実業硬式野球部に入部。
2年秋からマネージャー兼助監督

大学1年時から株式会社ギガスリートにインターンとしてジョイン。
草野球リーグG-LEAGUEの飛び込みグラウンド営業や、
野球特化メディアの運用・記事執筆を担当。

大学卒業後、ギガスリートに新卒入社。

現在は、ビヨンドマックス ホームラン競争 企画・動画制作も行なっています。

Twitterでは、野球に関する様々な情報・意見もつぶやいています!
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